カブシキ!

  • 2009/04/03(金)
  • ウォッチメン 劇場で見ました。

    ウォッチメン1
    ※映画の内容に全く触れていません。ご注意ください。


    少し仕事で行き詰まったときに、病院と飛び出してレイトショーへ。
    しかし、最悪の結果となりました。

    この映画に関しては、まったく予備知識のないまま見に行きました。テレビCMでみて「あ、おもしろそう。」と思って見に行くという失態を演じました。
    CMでみた感じでは、浦沢直樹の「モンスター」や「20世紀少年」さながらのミステリーに見えました。しかし、全く駄目映画でした。映像と音声はすばらしかったのですが、、

    ぼくが大事にしている感覚として、「映画館をでたあとの余韻」というものがあって、映画館を出ながら考えることといえば、「ああ、いい映画だったなあ。あの場面は最高の演出がなされていた。ああいう撮り方は斬新だなあ。」など、見たばかりの映画のことを想って、余韻に浸るのが心地よいのです。一緒に映画を見ていた観客たちと一緒に劇場を出ながら、「ああ、あなたたちもこの映画をみていたんですね、いい映画でしたね。この感覚を今まさに共有しているのですねー。この余韻、大切にしましょう。」と考えるのが、気持ちよいのです。下手したら見ず知らずの方たちとハイタッチで締めくくりたいという感覚。

    しかし、ウォッチメンを見た後の僕は「この映画を見ていたことを、誰かに目撃されたら終わりだ!」と考えて、顔を隠しながら映画館を出ました。

    例えば、以前に「ジャンパー」を見たあとなんかは、「自分がジャンパーだったら、なにしようかなあ。」をずっと考えて、幸せな気分を味わえました。映画の後味っていうのは、非常に大事です。
    後味を良いものするために、見る映画のセレクトは非常に大事です。今回のように予備知識を欠如してから劇場に行くのはご法度としなくてはなりません。
    ウォッチメン2

  • 2009/01/03(土)
  • トゥモローワールド(CHILDREN OF MEN)

    >トゥもろ


    2008年、ずっと見たかった映画を大晦日にやっと見ました。

    2027年、人類は子孫を残す能力を失ってしまい、地球上にはもう18年以上も子供が生まれていない!そして、世界はどんどん荒廃していき、唯一繁栄をキープしているイギリスへ世界中から不法移民が押し寄せていた。そんな中、奇跡的に妊娠した少女キーを守るために主人公セオが頑張る。という内容です。

    設定とか、映像とか、本当に18年後の世界で起こっていてもおかしくないような内容でした。
    人間は増えすぎた→神は人間から生殖能力を奪う。という設定が、当たり前のようで、いままで無かったものでした。

    しかし、登場人物の背景がいまいちわかりにくい。この人はなんのためにどんどん人を殺しているのか。なんのためにテロを起こし続けているのか。
    背景がつかめないまま映画が終わってしまいました。

    そして、これまでに無い勢いで、「主人公には絶対に弾が当たらない」をやってのけます。『24』レベルです。主人公はマシンガンの雨のなかでも、一発も銃弾を浴びることはありません(笑)

    この映画は『設定に酔う』映画だと思いました。ストーリーとか、俳優とか、オチとかどうでもいい!最初の設定に酔え!
    これが僕からのアドバイスです。

  • 2008/12/25(木)
  • リトル・ミス・サンシャイン

    リトルミス

    田舎町アリゾナに住む少女オリーブ。なんともブサイクでおデブちゃんな彼女が、全米美少女コンテストでひょんなことから地区代表に選ばれた。オリーブ一家は黄色のオンボロ車に乗り、決戦の地カリフォルニアを目指すことに。人生の勝ち組になることだけに没頭する父親、ニーチェに倣って信念で沈黙を貫く兄、ゲイで自殺未遂の叔父、ヘロイン吸引が原因で老人ホームを追い出された不良ジジイ、そしてバラバラ家族をまとめようと奮闘する母親。そんな落ちこぼれ家族の、奇妙でハートフルな旅が始まった……!

    非常によかったです。

    家族の全員が『負』の部分を抱えていて、それぞれがこの旅の中で解決されていきます。ロードムービーです。
    僕はロードムービーがすきなのかもしれません。

    特に良かったのは、パイロットの学校に合格するまでは『沈黙』を貫こうとして一言も口を利かない兄ドウェーン15歳です。
    ホントに一言も喋りません。しかし、物語の終盤である事件をきっかけに心を開いて、、、という展開です。登場人物のなかで唯一まともな人間であると思いました。

    男には、人生において、『目標を達成するまでは、これを我慢しておこう!』って時期があって、その目標がなんであれ、命を懸けて頑張らねばならぬ時期があります。ドウェーンにとってはまさに今がそのときで、我慢することは『喋ること』。これはかなりストイックです。パイロットになるという目標のために、そこまでストイックになれる彼。しかし、終盤に彼を悲劇が襲います。そして、ついに口を開いて、口を開くことで、未来が見えてきます。

    家族とは何かを考えさせられる映画です。みんな問題を抱えているけど、家族が居れば大丈夫よ。って結論です。

    いい映画でした。
    リトルサンシャイン

  • 2008/12/20(土)
  • 世界最速のインディアン

    正解最速

    伝説のバイク<インディアン>で世界最速―時速300キロ―の記録に挑んだ男の真実の物語。

    ■1967年バート・マンローが打ち立て、いまだ破られていない世界最速記録―300キロ。40年以上もスピードだけを追求し、63歳という年齢ながら奇跡のような大記録に挑戦した男の、型破りで愛すべき生き様を追った真実の物語。

    <インディアン>
    1901 年に、マサチューセッツで販売開始された“エンジン付き自転車”。ネイティブ・アメリカンの人々のように自由に「鉄の馬」を走らせたい、という願いを込めて“インディアン”と名づけられたそのマシンは圧倒的なパワーと耐久性でハーレー・ダビッドソンなどを大きく引き離してNo.1の地位を獲得していく。
    しかし1953年、安価なイギリス製の輸入バイクに押されて、工場をクローズ。52年間で作られた、インディアン製のバイクは、「伝説」となり、あのスティーブ・マックイーンも1930年型の“インディアン・チーフ74サイドカー”を愛機としていたという。

    【 ストーリー】
    ニュージーランド南端の小さな町。小さな家に一人暮らしのバートは今日も暗いうちから起きてバイクを轟かせる。少し近所迷惑なこのバイクは、1920年型インディアン・スカウト。彼の夢はこのインディアン号でライダーの聖地、アメリカ・ユタ州のボンヌヴィル塩平原で行われる大会で世界記録に挑戦すること。60 歳を過ぎ、年金暮らしの彼には夢のような話だが、このまま夢で終わらせたくない、と決心を固めたバートはインディアン号とともにユタ州へ向かう―。



    60歳を過ぎて、年金暮らし。狭心症を抱えながらも、伝説のバイク『インディアン』でスピードを追い続けるバート・マンローの物語です。
    インディアンで300キロの速度を出すために、ニュージーランドからはるばるアメリカのユタ州に向かいます。
    カッコよくないはずがない!

    ニュージーランドの田舎でひっそりと暮らしながらも、スピードを夢見てインディアンを改造し続けます。一大決心をして、アメリカのユタまで一人旅を始めます。このとき、バートの年齢は63歳。
    ここから、映画はロードムービーとなります。バートは無事にユタまでたどり着けるか。
    旅の途中で様々な人に出会います。そのすべての人がバートに友好的に協力してくれます。それくらい彼のキャラクターはみんなに愛されるものなのです。モーテルに泊まれば、そこの受付のオカマに気に入られてご飯をおごってもらえます。車を買うとそこのディーラーに気に入られて格安で車を手に入れます。途中で車の車輪が故障すると、通りかかった人がみんな協力してくれます。

    いくつになっても夢を追い続け、実現のために人生のすべてをささげる。男のロマンです。誰もが夢を追って生きていきたいと考えますが、現実は甘くありません。明日食べるご飯代を稼がねばなりませんし、今日の寝床を確保しないといけません。家族だって居ます。養わないといけません。そうして男は夢をあきらめて、現実世界の奴隷となっていきます。
    この映画は、退屈な現実を忘れさせてくれます。
    そのために、この映画は夢を追い続けることの『負』の部分をすべて隠蔽しています。それがこの映画の成功の秘訣だと思います。

    バートのアメリカ渡航のためには、かなりの高額なお金が必要です。それをどうやって工面したのか。バイクを改造するにも騒音が出ますし、お金が必要です。狭心症という

    持病を抱えていて、時速300キロなんてスピードで走っていいわけありません。
    そういった『負』の部分はすべて忘れて、夢とロマンだけを描いた作品です。おもしろくないはずがない!

    アンソニー・ホプキンスが最高にかっこいいです。是非見てください。

  • 2008/11/18(火)
  • 犯人に告ぐ を見た

    犯人

    神奈川県警の巻島警視は、少年誘拐事件の捜査で失態を犯し、左遷させられるが、6年後の連続少年殺害事件を指揮するために県警に呼び戻される。TVのニュースショーに出演した彼は犯人を挑発するような言動を放ち、マスコミの注目も浴びてしまう。犯人が世間やマスコミを観客のように操る「劇場型犯罪」とも違う、「劇場型捜査」の展開が斬新な、雫井脩介のベストセラーの映画化。
    当たりハズレのある豊川悦司の演技だが、本作は完全に役にハマった成功例だろう。過去の事件で少年を助けられなかった苦悩と、自分の家庭の問題を抱えながら、体を張って凶悪犯を追いつめる鬼気迫った演技に圧倒される。TV業界のドラマはそれなりだが、警察内の人間関係に深くメスを入れた点も本作の興味深いところ。小澤征悦ら助演陣のリアルな存在感によって、警察の階級社会がシニカルに描かれつつ、地道な捜査にも驚かされる。事件現場のリアルな映像も含め、骨太なテーマが伝わってくる力作だ。


    テレビにて鑑賞。
    良かったです。

    原作は読んでいません。原作はもっと奥が深くて、味があるようです。その原作を2時間に凝縮する過程で、いろんなものが削ぎ落とされて、奥行きがなくなったようです。
    しかし、トヨエツは良かったです。
    現役の捜査担当の巻島刑事(トヨエツ)が、「報道ステーション」的な番組に自ら出演して、連続誘拐殺人犯と直接対話します。その場面は非常に臨場感があってよかったです。実際に刑事がテレビ番組で犯人と対話するようなことがあれば、僕は絶対にテレビを見てしまうでしょうねー。

    連続誘拐殺人が起こる6年前に、少年誘拐事件があり、この捜査を担当したトヨエツは、少年を死なせるという失態を犯してしまいます。この場面に僕の非常に嫌いな人間が出てきます。被害者少年の父親と母親です。
    息子が誘拐されて、結果殺害された責任を警察に問います。「息子が殺されたのは警察のせいだ!」
    そんなはずはありません。殺害されたのは「犯人のせいです。」警察は悪くありません。冷静に考えるとそうなります。

    息子が死んだという感情を誰かにぶつけたくて、誰かに責任を転嫁したくて、警察に当たる。これは非常に良くないです。
    これは誰かに似ています。
    そう。病気になったのを医者のせいにする人です。

    辛いことがあったときに誰かに責任転嫁しようとする感情は誰にもあることです。それは理解できます。しかし、誰かに責任を取らせるよりも、解決策を探すほうが先決だと思いませんか。誰かに責任を負わせても問題の解決にはなりません。誰かに責任を負わせようとするのは、弱い人間の行為に思えてきます。

    劇の後半でこの弱い人間が罪を犯します。目も当てられません。

    犯人1

  • 2008/10/18(土)
  • Life天国で君に逢えたら

    天国で君に

    原作は、実在したプロウインドサーファー・故飯島夏樹氏による自伝『天国で君に逢えたら』、『ガンに生かされて』。風と波を自在に操り、ハワイの海を駆けていた彼が、ガンにより余命3ヵ月の宣告を受け、残された日々を雄雄しく清冽に生き抜いたさまを描いたもので、とめどなく涙をしぼられる珠玉作。夫の苦悩を知り、献身的に彼を支える妻・寛子役を務めた伊東の健気な演技が印象的。過酷な運命を突きつけられてもなお、ハワイの大自然の中で家族を愛し、自らの生をまっとうする夏樹(大沢)の姿には、神々しささえ感じられる。また、夏樹の“人生”たるウインドサーフィンのシーンは迫力にあふれ、まさに“命の輝き” に満ちている。生きることの真の意味に触れられる稀有な作品。


    テレビで見たのですが、、
    申し訳ありませんが、結構低い評価をつけます。

    飯島夏樹(大沢たかお)と恋人の寛子(伊東美咲)は、貧乏ながらもウィンドサーフィンで勝つために頑張る。
    野宿とかもする。
    もちろん貧乏。宿無し、金無し。

    →貧乏すぎて喧嘩。

    →でも頑張って、夏樹はワールドカップで勝つ。

    →結婚。

    →子供4人、ポンポーンと生まれる。

    →ワイハに家も買って順風満帆。

    ここまでが前半で、物語が盛り上がってきます。

    →試合に勝てなくなって、家族に八つ当たり。

    →長女は家に帰らない父親が嫌いになる。

    →夏樹にガンが見つかる。

    →家族が支えあって、仲直りする。

    →夏樹が死ぬ。号泣。

    エンディング。


    物語はこんな感じのベタな展開です。そして、大沢とか伊東の演技を見て思うのは、「どうも感情移入できねえ!」
    どうしてかはわかりませんが、引き込まれるものがありませんでした。
    一番良かったのは桑田佳祐の「風の詩を聴かせて」という主題歌でした(笑)。いや、マジで。

    桑田佳祐、超カッコイイ。
    それがこの映画の感想でした(笑)

  • 2008/10/14(火)
  • 七人の侍

    七人の侍

    日本映画史上空前の超大作。黒澤映画の金字塔。野武士が野盗化していた戦国時代を舞台に、貧しい百姓たちが侍を雇い、全力をあげて野武士の群から村を守ろうとする姿を描く。

    以前から観ようと思っていた黒澤映画をついに観ました。

    僕がうまれる20年も前にこんなすごい映画が撮られていたことに驚きました。
    現代でも十分に通用する映画です。戦争に敗れてから、10年ほどしか経っていない日本でこんなに凄い映画が作られていたとは。。

    まず思うのは、ストーリーが分かりやすく、無駄な描写が全く無いということ。伏線が分かりやすくて、確実に回収されること。
    それから、人物の描写がストレートで分かりやすく、それぞれのキャラが生かされています。
    凄いです。
    いまの映画のように、複雑な描写や、複雑なストーリーはありません。ただ、時系列に出来事を追っていく。そのなかでの人物の描写です。わかりやすくて良いです。

    当時はもちろんCGとかいう便利なものはありませんから、すべてがガチンコの撮影なわけです。
    そういう時代背景も加味して凄い映画です。

    他にも黒澤映画を見てみたいと思いました。

  • 2008/10/05(日)
  • ミリオンダラー・ベイビー



    トレーラー暮らしで育ったマギー(ヒラリー・スワンク)のたったひとつの取り柄はボクシングの才能。彼女は名トレーナーのフランキー(クリント・イーストウッド)に弟子入りを志願し、断られても何度もジムに足を運ぶ。根負けしたフランキーは引き受け、彼の指導でマギーはめきめき上達。試合で連破を重ね、ついに世界チャンピオンの座を狙えるほど成長。しかし、思いもよらぬ悲劇が彼女を襲った。
    2005年のアカデミー賞ほか数々の映画賞を受賞したクリント・イーストウッド監督主演作は、単なる女性ボクサーの物語ではない。これはボクシングを通じて知り合ったマギーとフランキーの絆の物語。マギーは亡くなった父の姿を、フランキーは疎遠になっている娘の姿をお互いに重ね合わせ、そこに「家族」を見いだしていく。しかし、その絆が強固なものになればなるほど、後半マギーを襲う悪夢にフランキーは傷つく。マギーを永遠に逃れられない苦しみから救い出したいけれど、それは神に背くこと。
    (amazonより)

    良かったです。

    前半は「女子ボクシング映画」です。ヒラリー・スワンク、ガチンコの体当たり演技です。31歳の女性がボクシングに挑戦し、その才能をどんどんと発揮していきます。。
    ボクシングシーンが本物に近いリアルさで撮られており、満足でした。トレーナーのフランキーと力をあわせて、世界チャンピオンに手が届こうとする地点までのぼりつめます。

    後半は全く違う映画に変貌します。
    ボクシングの世界戦で、マギーを襲った悲劇。彼女は頚髄を損傷し、首から下が動かない、さらに呼吸もできない体になってしまいます。マギーのためにフランキーはいくつかの病院を捜しますが、彼女を治してくれる病院はありません。フランキーは疎遠になっている娘の姿をマギーに重ねます。
    世界戦に望むマギーにフランキーが贈ったリング用のマントには、「モ・クシュラ」という言葉が刻まれていました。その言葉はゲール語(アイルランド系の言葉)でした。「モ・クシュラ」とはどういう意味なのか。

    マギーは自分の力では動くことができず、床ずれによって、足も切断されてしまいます。亡き父の姿をフランキーに重ね、フランキーにお願いします。「私を殺して欲しい」

    フランキーは悩みます。教会にも相談します。牧師の答えは「尊厳死なんて絶対に駄目だ。」
    フランキーは悩んだ末に。。。
    →これがラストシーンになります。是非映画をみてください。

    ラストシーンの前に、自棄的になったマギーにフランキーが「モ・クシュラ」の意味を明かします。
    「I Love You, My Darling, My Blood」

    物語を通じて、この二人をずっと見守るのが、モーガンフリーマン演じる元ボクサーのスクラップです。狂言回しの役割の彼がこの映画のキーを握っています。果たして尊厳死は正しい選択なのか。非常に考えさせられる映画です。


  • 2008/05/28(水)
  • GATTACA



    1997年アメリカ映画
    非常に良かったです。

    未来。人類は遺伝子操作によって作られた「適格者」と「非適格者」に分けられていた。髪の毛、指先の血液、垢を採取するだけで一瞬にして「適格者」か「非適格者」かを見分けられる世界。そんな世界が舞台で、主人公は「非適格者」なのです。「非適格者」に生まれた主人公が、努力して「適格者」になりすましてエリートとして生きていくお話。

    いろいろなテーマが詰まっていて非常に良かったです。人間は努力すればどんな人間にでもなれる。人間の性質なんて生まれつき決まっていて、遺伝子操作でもしないかぎりその運命には逆らえない。自分の能力に限界をつくっていないか。いくら努力しても結局は良い遺伝子を持った人間が勝つ。といったように、相反する命題が、この映画の根底に流れていて、最終的にはどの命題が勝つのかと言った見方をしていました。

    主人公が本当は「非適格者」であることが恋人にバレてしまい、恋人に真相を問われる場面。そこで主人公の言った「何が不可能なのか。君にはわかるはずだ。欠点を探すことに必死で気がつかなかっただろ?可能なんだ(It's possible.)」ぐっときました。映画を観ていない人にはなんのことかさっぱりだと思いますが、この言葉がこの映画の根幹をなしていて、「努力次第でなんでも可能なんだ!」というテーマがここで顕在化します。この場面を境に、いろんな登場人物が自分の可能性に気がついて、成長していきます。そういう映画でした。

    近未来的なきれいな、汚れの無い映像が印象的なのですが、それと釣り合わない「努力すれば成功できる」というど根性なテーマが良かったです。明日への活力が沸いてきました。

  • 2008/05/05(月)
  • NEXT を観ました。

    ネクスト

    2分後の未来が分かる能力。しかし、自分自身に関することだけがわかる。かなり限定的ですが、予知能力を持って生まれてしまったクリス(ニコラス・ケイジ)はラスベガスでしがないマジシャンとして生計を立てていました。お金が足りなくなると、ブラックジャックで少しだけ勝って、生活の足しにする。あまり大きくは勝たない。カジノ側に能力ばれてしまってはいけないから。

    設定がかなり限定的で、面白いと思いました。この能力をどうやって映像で表現するんだろうかと楽しみにしていましたが、見事に期待にこたえてくれました。ニコラス・ケイジの「駄目な感じ」とときに見せる「勇気」、2分先の予知能力を使って危険を回避していくシーンは見ていて爽快でした。こういうわかりやすい題材を映像にする作業ってとても楽しいんだろうなあと、この映画を作った人たちをうらやましく思いました。

    少し前に見た「ジャンパー」では、「世界中どこでもひとっとび!」みたいな壮大さと主人公が若くてハンサムというヒーロー的な設定がありましたが、この「NEXT」では能力は「2分先限定」、しかも主人公はしがないオッサンというセコい条件のなかで物語をいかに大きく、夢のあるものにするかが凝縮されていました。

    自分に2分後の予知能力があったらどうすか。ということを映画を見終わったあとしばらく考えていました。やっぱり金だよなー。この映画のようにセコいギャンブルでコツコツ勝つのが最善のような気がしました。パチンコ屋に入って2分後に大当たりが出てる台に座るとか、渋滞に巻き込まれないように、空いている道を選んで運転するとか、駅で電車を待つときに混んでない車両を狙って並ぶとか、、そんなセコい使い方しか浮かんできませんでした(笑)。そんな中途半端な能力が生まれつき備わっていたら、セコい人間になってしまうんだろうなあと。

    ニコラス・ケイジは何歳になっても良いですね。あの存在感は独特ですね。

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