カブシキ!

  • 2010/02/09(火)
  • インビクタス‐負けざる者たち‐ を見ました。

    ネルソンマンデラ
    1994年、マンデラ(モーガン・フリーマン)はついに南アフリカ共和国初の黒人大統領となる。いまだにアパルトヘイトによる人種差別や経済格差の残る国をまとめるため、彼はラグビーチームの再建を図る。1995年に自国で開催するラグビー・ワールド・カップに向け、マンデラとチームキャプテンのピナール(マット・デイモン)は、一致団結して前進する。

    非常に良かったです。
    TVコマーシャルでこの映画を知りました。本来、ガンガンに宣伝をかけているような映画は好みではないのですが、この映画のテーマとモーガン・フリーマンの渋さに惹かれて、劇場に足を運びました。

    最も印象に残ったのは、「赦す(ゆるす)」という言葉。この作品のテーマでもあると思いました。
    大統領になった当初、側近のひとり(黒人)が、白人の支配に楯突こうとする場面があります。マンデラはこう言います。
    「赦すんだ。」

    「しかし、大統領!やつらは我々黒人を何十年も苦しめてきたんですよ。」

    「赦してやるんだ。」


    ラグビーの南アフリカ代表キャプテン、ピナールがロベン島(マンデラが30年も収容されていた施設)を訪れる場面。
    ロベン島の劣悪な環境と狭い独房を見たピナールは、マンデラの30年間の苦しみを知ります。この劣悪な環境のなかで30年も収容されていたにもかかわらず、希望を捨てなかったマンデラを思い、彼はこう思います。
    「30年も苦しんだあとに、それを赦せる心とは。。」


    ラグビーチームのワールドカップ優勝を信じて疑わないマンデラと、それに答えようとするピナール。
    ワールドカップの初戦、相手は格上のオーストラリア、誰もがオーストラリアの勝利だと思っています。
    南アフリカのメディアも挙って、「われわれの勝利の可能性は低い」と報じます。そんなメディアのインタビューに答えるマンデラ。
    「南アの勝利の可能性は低いと報じられていますが、大統領はどうお考えですか?」

    「私は南アが勝つと思います。」

    「しかし、大統領、各メディアがオーストラリア優位と報じていますが、、」

    「我々が意識を変えないと、だれもついてこない。私は勝利を信じている。」


    指導者としてのマンデラの大きさが描かれています。劇中、マンデラはとんでもない理想主義者であり楽観主義者であるように描かれますが、誰よりも愚直に夢を信じ、希望を失わない姿勢を国民全体にアピールすることにより、その指導力を発揮します。

    アパルトヘイトの弊害が残る中で、困難な状況に屈服せず、真っ直ぐに理想を追求し続けるマンデラ。2010年の現在、南アフリカにはまだまだ問題が山積みですが、マンデラのような指導者がいれば、いつかは理想が現実になると思わせてくれる作品でした。(ちなみにマンデラは既に引退しています。)
    日本の指導者を見るに、マンデラの人物像とはかけ離れた人間が多いように思います。日本を変えるには、高い理想を掲げて、愚直に夢を語り、走り続ける指導者が必要だと思いました。

    「グラントリノ」に続いて、クリント・イーストウッドに撃たれた気分です。
    クリントさん、今後もいい映画を沢山作ってください。

    マットデイモン
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