カブシキ!

  • 2009/06/12(金)
  • 陰の季節 顔 横山秀夫

    陰の季節


    警察一家の要、人事を担当する二渡は、天下り先ポストに固執するOBの説得にあたるが……。警察小説の新たな地平を拓く話題作

    D県警を舞台にした「陰の季節」「地の声」「黒い線」「鞄」の4作品から構成されています。
    どれも横山色の強い作品で、とても面白いです。どの作品も異なる警察官が主人公ですが、物語を通して出現する二渡という男が非常にかっこいいです。
    一番良かったのは、「鞄」という作品で、警務部秘書課で「議会対策」にあたる男の話です。議会で警察に対する質問が来たときに署長が答えるべき答弁を考えるという仕事なのです。縦社会らしいといえば、縦社会らしいですが、、そんなことをしている人が居るのかと。。がっかりしました。台本がないと質問にたいする回答も満足に出来ないのかと、署長がかわいそうになりました。

    で、「黒い線」の主人公の平野瑞穂という23歳の婦警にスポット当てたのが、
    次に紹介する「顔」です。

    顔横山

    「だから女は使えねぇ!」鑑識課長の一言に傷つきながら、ひたむきに己の職務に忠実に立ち向かう似顔絵婦警・平野瑞穂。瑞穂が描くのは、犯罪者の心の闇。追い詰めるのは「顔なき犯人」。鮮やかなヒロインが活躍する異色のD県警シリーズ。

    瑞穂は犯人逮捕のための「似顔絵」を描くのが得意なのですが、この似顔絵描きをめぐって、警察内でいろいろなことが起こります。本当にこんな事件があるのかなあと思わせるくらいのリアルさで描かれています。面白いです。

    横山秀夫は、警察物を書かせたら日本一ですね。警察の内部を知りすぎている。
    凄いひとです。
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    コメント

    絶賛ですねぇ。
    次はどの作品が、ドラマ、映画になるのか。

    >こもさん

    この作品も映像化されているようですね。
    映画よりも小説で読むほうをオススメします。
    横山氏の書く文章には臨場感があります。

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