カブシキ!

  • 2009/01/11(日)
  • 半落ち 横山秀夫

    半落ち


    「人間五十年」―請われて妻を殺した警察官は、死を覚悟していた。全面的に容疑を認めているが、犯行後二日間の空白については口を割らない「半落ち」状態。男が命より大切に守ろうとするものとは何なのか。感涙の犯罪ミステリー。





    映画は見たことがあったのですが、どうしても原作が読みたくて、読んでみました。
    映画には無い良さがあります。是非原作のほうを読むべきです。

    梶聡一郎(49歳)は警部の立場にありながら、妻を殺害してしまいます。アルツハイマーになり、記憶が無くなっていく妻を想っての殺害でした。犯行の3日後に梶は自主します。犯行を全面的に認めます。自主までの2日間、梶はなにをしていたのか。それがこの小説の焦点なのです。

    その2日間の謎が、6人の男の視点から語られます。6人の男、検事、警部、新聞記者、などの視点から梶聡一郎という男を見ます。全員『オヤジ』です。オヤジ小説を書かせると、横山秀夫の右にでるものは居ません。

    志木和正の章

    佐瀬銛男の章

    中尾洋平の章

    植村学の章

    藤林圭吾の章

    古賀誠司の章

    6人にそれぞれの仕事があって、それぞれに家族があって、生い立ちがあって。すべての章に感動があります。この小説は梶聡一郎だけを題材にせず、それにかかわる男たちの生き方も描きます。横山秀夫らしさ全開です。

    映画を先に見ていましたので、ある程度の『オチ』は分かっていたのですが、小説はオチなんかどうでもいいくらい、登場人物に深みがあります。またまた横山秀夫にやられました。最近横山秀夫にハマリ気味です。
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