カブシキ!

  • 2008/02/06(水)
  • 伝説のトレーダー集団タートル流投資の魔術 カーティス・フェイス



    「シンガポールの亀(タートル)牧場みたいに、トレーダーを育ててみよう」25年ほど前、カリスマ・トレーダー、リチャード・デニスは同僚のウィリアム・エックハートにそう語った。彼らは、トレーダーを育成することは可能か否かという賭けをするため、新聞に全面広告を打って大々的な募集をおこない、トレーダー養成塾「タートルズ」を作った。タートルたちは、わずか2週間の研修プログラムを終えると、それぞれ100万ドルの口座を任され、市場に参戦した。そして、ほとんどのメンバーが未経験だったにもかかわらず、次々と巨額の利益をあげ、業界に旋風を巻き起こした。相場は正しい訓練により成功できることが証明されたのだ。


    という内容の本です。著者は実際にこの研修プログラムに参加して、トレーダーになった人です。
    タートルズのなかでも最高の成績を残せた彼が、なぜ自分が一番の成績を残せたを語ります。そこには難しいことはなにも無く、ただただシステムにしたがってトレードするだけだと書いてあります。

    大切なことは、教えをどこまで守れるか

    与えられたシステムにしたがってトレードすれば良い成績が残せるのに、そこに人間の感情が入ってしまうから成績がわるくなてしまうそうです。
    後半はこの感情を殺すための精神論的なことも述べられています。
    内容はかなり難しいです。株式とか先物に対してある程度のトレード経験がないと理解できないだろうなと思いました。
    以下、続きを読むに内容の詳細を書いておきます。 取引をするときに働く心理について言及する章があります。

    処理効果‥上がり相場にある株を売り、価格の下落した株は保有したくなる投資家心理。
    直近偏向‥より新しいデータと経験に重きをおく傾向。きのうの取引は、先週の取引や去年の取引より重視される。本当はどの取引の重みも一緒のはず。
    係留(アンカリング)‥最近の株価を意識に刻みつけ(係留)、現在の価格がその価格とどういう関係にあるかを基準に意思決定を行う。最近の高値が意識にあると、現在価格が安値に思えてなかなか売れない心理など。
    バンドワゴン効果‥大勢が支持するからという理由でものごとを支持すること。バブルの終わりの青天井の価格上昇はこれが一因。

    確かにこういった心理に支配されている僕です。客観的に指摘されると、なんて馬鹿馬鹿しい心理に支配されているんだろうと思いますが、実際に取引をしているとこういった心理はしばしば経験します。戒めねば。

    タートルのように考える際にすべきこと、してはならないこと。について

    1.現在形で取引せよ‥かこにくよくよしたり未来を予想したりしてはならない。

    2.予測しようとせず、確率で考えよ
    エッジ(優位性)について。ギャンブルでカジノ側がもっている統計学的な強み、またブラックジャックのカードカウンティングをしているプレーヤーの優位性など。
    取引におけるエッジはこの先も繰り返し起こると見られる市場動向に基づいた利用可能な統計学的な強みのこと。

    3.取引には自分で責任をとれ、過ちがあれば、そこから何かを学ぶこと。
    取引の失敗を他人のせいにしてはいけない、突き詰めれば取引には市場と自分しかない。

    4.リスクを熟知し、重視すること。それが最高のトレーダーの証である。リスクに目を光らせていなければ、リスクにつけ込まれることを知っていなければならない。
    リスクは現実であって、トレードは容易なものではない。リスクを小さめに富を大き目に表現するのは、自分を見えていないものか、それを利用して儲けようとする業者に違いない。

    また、いつも僕が犯すミスに、買おうと思っていた銘柄の株価が少し下がったからといいながら勇み足でその銘柄を買い求めることがあります。
    そのことに対する格言が書いてありました。
    『価格が下げ止まるのを待つべきだ。なにも価格が下落しているときに買うことはない。しかも価格の下落が長引けば長引くほど、より多くの人が売ろうとしてパニックを起こし、価格をさらに押し下げる。この動きは売りパニックがひと段落して、価格は下げ止まったと考える買い手が相当数出てこない限り、止まることはない。』
    その通りなんです。いつも僕は価格が下がる途中に買ってしまって、すぐに損を出してしまうのです。改めねば。

    そして、トレーディングにおいて何より大事な目標は、『ゲームに残ること』
    時間を味方につける。現実的な期待値を持つシステムや手法は最終的にあなたを金持ちにしてくれるはずだ。ときには夢にも描かなかったような大きな儲けをもたらす事もある。しかし、それもトレーディングをそこまで続けていけることが大前提になる。破産のリスクを徹底的に管理して、トレーディングの舞台に残っておくことが大事である。

    この本はシステムトレードを構築して、トレーダーは自分の意思を殺して、ただただシステムに従ってトレードするのみ。ということを強調して述べます。
    『自我に生きるものは自我に死ぬ』
    これが、新米トレーダーが裁量トレードに引き寄せられるおもな理由だ。裁量トレードは自我を満足させる。個人の判断に頼る取引だからだ。それとは対照的にシステムトレードでは、’正確にいついくら売り買いするか’を指定する規則を使って取引の意思決定を行う。つまり裁量トレードでは、自分の判断で取引して勝利すれば、自我が勝利したことになる。そして、自分がいかにして市場を制覇したかを友人に自慢できるのだ。そういう行動をオンラインのトレードのフォーラムでよく見かける。特に新米トレーダーを引き付ける広域的なフォーラムに多い。掲示板にはしょっちゅう、値上がり直前に買ったことや、聖杯を見つけて90%の正確性を持つシステムを手に入れたこと、取引を始めて3ヶ月で200%の利益を上げたことなどが書き込まれている。
    それを達成するには、間違いなく過剰なレバレッジで取引しているはずなので、5000ドルが15000ドルになる可能性もある。しかし、あまりに強気な取引をしているせいで、その15000ドルを失うリスクも非常に高い。数ヶ月後に同じトレーダーが破産してすべてを失ってしまったと書き込むかもしれない。こういう人たちは自我を満足させるために取引している。諺にあるように、自我に生きるものは自我に死ぬのだ。
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