カブシキ!

  • 2008/01/17(木)
  • グラスホッパー 伊坂幸太郎

    伊坂幸太郎という人の作品。



    以前から読みたいと思っていた伊坂氏の作品を読んでみました。面白かったです。

    メインの登場人物は鈴木、鯨、蝉の三人。いちおう全員人間です。で、取り巻く世界は、政治家とかヤクザとか殺人とか自殺とか誘拐とか薬とかお金とか。そういうことだらけの世界です。寺原という若者の道楽のために妻を殺された鈴木は復習のために寺原の会社に就職する。そこで鈴木が請け負う仕事は、正体不明の健康食品を街行く若者に売りつけること。健康食品の正体が実は『薬』であることを薄々感じながらも、復讐のために頑張って仕事をこなす鈴木。
    鯨は政治家に雇われて、ターゲットに自殺させる『自殺屋』。これまでに33人もの人間を自殺させていて、その亡霊がときどき目の前に現れることに不安を感じている。
    蝉はヤクザに雇われて、ターゲットを惨殺する『殺し屋』。ナイフを武器として、一家惨殺などの残忍な事件を請け負う。

    この三人が微妙に絡まって、最後には殺したり殺されたりする話です。そこに謎解きとかミステリーの要素はありませんが、伊坂氏独特の世界観で展開していく世界と、文章のスピード感で、一気に最後まで読めました。特筆すべきはやはり伊坂氏の表現方法とか、単語の選択でしょうか。最初に昆虫についての記述が出てきたら終盤までずっと昆虫絡みの単語で文章を展開します。昆虫が伏線になったりもします。
    昆虫のほかにも指輪とかバイキングとかいろいろな伏線が張ってあって、最終的にはすべてきちんと回収されます。後味は良い小説だと思います。しかし、なんか悲しい小説でした。

    抽象的なことしか書きませんでしたが、オススメな本です。

    伊坂氏のほかの作品も読んでみます。
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