カブシキ!

  • 2007/11/08(木)
  • 日輪の遺産 浅田次郎



    帝国陸軍がマッカーサーより奪い、終戦直前に隠したという時価200兆円の財宝。老人が遺(のこ)した手帳に隠された驚くべき真実が、50年たった今、明らかにされようとしている。財宝に関わり生きて死んでいった人々の姿に涙する感動の力作。(amazonより)

    久しぶりに浅田次郎を読みました。この作品も浅田ワールド全開です。
    真柴司郎という、教科書どおりの浅田ワールド人間が出てきます。実直で優しい男、この真柴が主人公で、彼が軍人として生きた終戦付近の時代と、彼が亡くなった現代とが交互に登場して、物語が展開していきます。
    真柴の周りの人間たちもいいキャラをしていて、これも浅田ワールドどっぷりだなあと思いました。

    最初は難しい表現とか、難解な漢字が多く出てきて、難しい小説だなあという印象を受けますが、中盤はからは一気に読んでしまいました。複雑な登場人物と時代背景にのめり込めれば、後半は楽しく読めます。特に、『なるほどー、この人物をこの人物がこうやって繋がっているのかー』と感心することが多かったです。
    浅田次郎は随所に伏線を張っていて、それが後半で少しずつ回収される。回収の過程で感動できる物語が散りばめられていて、一個ずつ感動できます。

    一番良かったのは小泉中尉という男ですね。戦後の日本にあって、経済の復興のために尽力した。その飛びぬけた知識と先見の明で、日本の経済復興の道を作った男です。フィクションですが、こういう男がいたからこそ今の僕たちがあるのだなあと。
    『戦争』という異常な制度とか考え方が蔓延する日本にあって、国の将来のために尽力した男たち。そういう男が何人も出てきます。

    オススメです。
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