
2006年。米映画。
2001年9月11日、同時多発テロ発生。その朝、ハイジャックされた4機のうち、1機だけ標的を外した飛行機があった。そのユナイテッド93便の機内と、管制センターの状況を再現した作品。いままでに見たことがないような作り方をしているなあと思いました。こういう作り方、好きです。僕。
こういう作り方というのは、『物語はリアルタイムに進行する』という、ドラマ『24』の作り方です。この映画はユナイテッド航空93便が墜落する場面がエンディングとなっているのですが、映画は墜落の約2時間前から始まります。そしてほぼリアルタイムに映画は進行していきます。
この手法はとても臨場感というか緊張感があって好きです。
そして、限りなくノンフィクションに近づけるように物語を作ってあり、決して反テロとか反アメリカのどちらの立場もとらずに、ただ黙々と事実が映像として僕らに提示されます。「ユナイテッド93の墜落はこんな感じだったんですよ、ほら、あなた、どう思いますか?」といわんばかりにこの映画の解釈は視聴者に委ねられていました。映画はただ事実を映すだけ。
テロの犯人たちの心の動揺や、はじめにテロ(炎上する貿易センタービル)を目にして「なにが起こったの?ぽかーん」と言うしかない管制塔、飛行機を乗っ取られたあと、必死で家族に連絡を取ろうとする乗客たち。ありのままだけを映した映画。
事実をずっと追いかけてやろうと、初めから最後まで僕は緊張感をもって映画を観ることができました。
有名な俳優は出ていませんが、とてもいい映画だと思いました。
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