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カブシキ!

  • 2007/01/27(土)
  • 鳥人計画 東野圭吾



    東野圭吾のミステリーです。

    日本ジャンプ界期待のホープが殺された。ほどなく犯人は彼のコーチであることが判明。一体、彼がどうして。一見単純に見えた殺人事件の背後に隠された、驚くべき「計画」 とは!? 拘留中の犯人が密告者を推理する、緻密極まる本格スポーツ・ミステリー!

    すごい読後感。

    この小説は、中盤で早くも犯人が解ってしまいます。
    犯人の計画は、正確かつ完璧なものだったはずです。なぜ、犯人は捕まってしまったのか。。それは密告者がいたからなのです。
    密告者は犯人に、「自首せよ」との警告文を送ります。
    警察は捜査に難航していました。容疑者は数人に限られているのに、なかなか核心に迫れない!そこへ密告者からの密告状が届くのです。「犯人はあいつだ!」
    その密告状によってあっけなく犯人は逮捕されてしまいます。

    犯人は疑問に思います。「犯行は完璧だったはずだ。。なぜ俺の犯行が分かったのだ?密告者はだれだっ!」
    拘留されながら、犯人は考えを巡らせます。誰が密告者なのか。犯行を回想するにあたり、その「動機」も明らかにされていきます。この辺はホワイダニットの味を持った作品になっています。しかし誰が密告者なのかは最後まで分からない!つまり「誰が事件を解決したのか?」という展開になるのです。
    それと同時進行で明らかにされていくのが、「鳥人計画」の真相。タイトルとなっている「鳥人計画」とはなんなのか。。事件とどう関連してくるのか。
    そして、全てが明らかになって、すべて解決したと思ったら、最後の数十ページにとんでもない結末が待っているのです。。
    さすがは東野圭吾作品です。

    この本は東野圭吾が「超・殺人事件」「名探偵の掟」でミステリー界を痛烈に批判したあとに書かれています。つまり東野圭吾は「「お約束」なミステリーは絶対に俺は書かない」とバッチリ宣言したあとにこの作品を書いているのです。相当なプレッシャーだったとおもいますが、、それを跳ね除けるほどの展開力。

    そして、僕の中に残る読後感。
    いやー、10年以上も前にこんな面白い作品が世に出ていたとは、、、早く読んでおくべきだったわ
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    コメント

    こんにちは。
    最後のどんでん返しが物凄かったですよね!
    ほんとに東野さんの作品は最後の最後まで気が抜けず、
    ヤラれた!と唸らされます^^

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    鳥人計画 [東野圭吾]

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    鳥人計画(東野圭吾・角川文庫)

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