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カブシキ!

  • 2006/10/29(日)
  • 郵政公社のカイゼン

    今日の新聞にこのような記事がありました。

    日本郵政公社が07年の民営化に向けて3年前から導入したトヨタ自動車の生産方式をめぐって混乱している。秒刻み無駄を排除した「1兆円企業」から伝授された仕事の「カイゼン」。公社は表向きその効果を強調しているが、全国の郵便局を「査察」したお目付け役のトヨタ社員は「81%がデタラメ局」「うその報告をあげている」と厳しい内部報告書を作成。一方現場からは「作業が混乱し、効率は低下した」「年賀状配達も遅れるのでは」と批判が相次いでいる。


    まず、このような「カイゼン」を郵政公社が行っていたことを初めて知りました。
    そして、郵政公社のような頭の固そうなところが、トヨタにお願いして「トヨタ方式」を取り入れることを目指したというだけで、事件的な衝撃です。

    トヨタという企業の社員から見たら、郵政公社のような公務員の仕事なんて、目も当てられないほど貧相なものなのでしょう。実際にトヨタ社員が視察をしたときに、「怒りや憤りを通り越して、かわいそうな連中だと思った」との感想を挙げています。他人に「憐れまれる」というのは相当な屈辱でしょうが、いままで「公」の名の元にのほほんと仕事をしてきた公務員には丁度いいくらいの言葉ではないでしょうか。

    突然、よそもののトヨタがやってきて、いままでの仕事を全否定されて、「やり方を変えろ!」と言われても、素直には従えないでしょうね。郵政公社の社員の言い分としては「事件は現場で起こっているんだ!」と言いたい気分なのでしょう。

    郵政公社がこれほどまでの厳しい改革を受け入れていることは、きっと何年後かに大きな効果を生むのではないかと思います。
    公務員という肩書きで、微温湯につかってきた代償をいま払っていると考えて、カイゼンを進めて欲しいと思います。

    引いては、「日本国民」にもこのような大きな「カイゼン」が必要なのかもしれません。「国の借金」、「年金」、「格差」、「医療問題」などなどたくさんの問題を本気でカイゼンするには、国民全員にカイゼンを強要するような大きな力が必要な気がします。
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