カブシキ!

  • 2017/05/20(土)
  • 最貧困女子 鈴木大介

    最貧困女子

    今や働く単身女性の3分の1が年収114万円未満。中でも10~20代女性を特に「貧困女子」と呼んでいる。しかし、目も当てられないような地獄でもがき苦しむ女性たちがいる。それが、家族・地域・制度(社会保障制度)という三つの縁をなくし、セックスワーク(売春や性風俗)で日銭を稼ぐしかない「最貧困女子」だ。可視化されにくい彼女らの抱えた苦しみや痛みを、最底辺フィールドワーカーが活写、問題をえぐり出す!

    電子書籍で購入。
    尊敬する橘玲氏がこの記事で上げていた本書を購入して読みました。

    働く女性の三分の一が年収114万未満とは、驚愕の数字です。
    年収(QOL)が低い理由として、家族・地域・制度のどれかの縁をなくすと、貧困に陷ると書いてありました。
    なかでも、家族・地域・制度の3つともなくしてしまった、最貧困女子が本書には出てきます。

    ただ、彼女たちは、ホームレスではなく、一見すると綺麗に着飾った女子に見えるので、貧困がわかりづらくなっています。しかし、実態はセックスワークで日銭稼ぎをして、生活しています。
    彼女たちがそのような生活に陷ったことを、「自己責任」として片付けるのではなく、本書ではその理由を明確に浮き上がらせます。

    「3つの障害」―精神障害、発達障害、知的障害
    現代社会ではこれらの障害を語るのはタブーとされていますが、本書では、最貧困女子のなかには明らかにこの3つの障害をかかえるひとが存在することを堂々と指摘しています。
    障害を持っているために、組織からはみ出してしまい、誰も救済しないことが根本的な問題であると。

    なぜ障害のある彼女たちを、誰も救済しないかというと、「面倒臭いから」と書いてあります。
    実際に最貧困女子と接した鈴木氏も、彼女たちとは、「長くはかかわりたくない」と宣言しています。
    コミュニケーションが取れない、読み書きができない、計算ができない、身体だけは大人である彼女たちに、社会全体が救済をしていかないといけない!と、簡単に結論付けないのが本書です。

    最貧困女子たち、3つの障害があることを認知した(タブーを承知した)うえで、この問題に取り組んでいかないといけません。

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