カブシキ!

  • 2017/02/07(火)
  • ダブルマリッジ The Double Marriage 橘玲

    重婚er200w

    大手商社のエリート社員、桂木憲一は、妻、大学生の娘と幸せな家庭を築いていた。が、パスポート更新のために、戸籍謄本を取り寄せたことから、生活が暗転しはじめる。なんと、最新の謄本には、「婚姻」欄に、妻の里美と並んで、マリア・ロペスというフィリピン人女性の名が書かれていたのだ。
    実は憲一は20年ほど前、マニラ赴任中に、このマリアと結婚式を挙げながら、一人で帰国したままになっていたのだった。役所に確認すると、そのマリアから、フィリピンの婚姻証明書が送られてきたため、憲一の戸籍に名前が入ったのだという。しかし、日本では重婚は認められていないはずではないか?
    役所に問い合わせると、「刑法には重婚罪がありますが、民法上は、当事者からの請求がないかぎり、行政が重婚を解消する手続きは、定められていないのです」という意外な答えが返ってきた(警察が刑事罰として動くことも事実上ない)。
    さらに数日後、憲一の自宅に、一通の封書が届く。中を確認した妻は悲鳴をあげた。
    送られてきたのは新たな戸籍謄本で、そこには「長男」として「ケン」という名が書かれていた。
    それにしてもマリアはなぜ、今になってこのような行動に出たのか――。
    事実に基づく驚天動地のストーリー。



    橘玲の新作。
    小説です。

    永遠の旅行者」、「マネー・ロンダリング」、「タックスヘイブン
    につづく、国際金融をテーマにした小説です。

    今回は、フィリピンと日本の「重婚」がテーマになっています。

    今回は「戸籍」を扱った作品です。いつものように、金融取引や節税、脱税のスキームが散りばめられた作品とは一線を画しているようです。
    期待して読んだ分、ちょっと裏切られた感じがしました。

    主人公の憲一、ロペスマリア、娘のマリ、それぞれの行動、生き方に、疑問ののこる結果になりました。

    憲一は聡明で、うまく立ち回れるキャラクタという設定なのに、、、
    なぜフィリピンで結婚届を提出してしまったのか。
    部下に裏切られてしまう描写は必要だったのか。
    フィリピンで出会った女性とまた同じように恋に落ちてしまい、大金を払う羽目になる。
    → あまりにも聡明とはかけ離れてしまって、興ざめだった。

    ロペスマリアは美人で、頭の良い女性という設定なのに、、、
    憲一と別れたあとは結局は風俗に身を置くことになっている。
    最終的にスラムに住んでいる。
    →もう少し良い人生を歩んでいる結果でも良かったのではないか。

    娘のマリは、人形のような美人で、モデルの仕事をしているのに、、、
    なぜケンにあれほどまでもこだわるのか、説明できない。
    相談に乗ってくれたテルが、結局そのまま放置される。回収されずに終わってしまう。
    モデルのような格好で、フィリピンのスラム街を歩くのは非現実的。
    →モデルである必要はなかったのではないか


    もう少しストーリーはキャラクタを練ってから書いても良かったのかなと、、
    思わせる作品でした。
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