カブシキ!

  • 2016/01/06(水)
  • プリズム 百田尚樹

    プリズム 百田尚樹

    ある資産家の家に家庭教師として通う聡子。彼女の前に屋敷の離れに住む青年が現れる。ときに荒々しく怒鳴りつけ、ときに馴れ馴れしくキスを迫り、ときに紳士的に振る舞う態度に困惑しながらも、聡子は彼に惹かれていく。しかしある時、彼は衝撃の告白をする。「僕は、実際には存在しない男なんです」。感涙必至の、かつてない長編恋愛サスペンス。

    永遠の0

    海賊とよばれた男

    モンスター

    に続き、百田尚樹を読みました。

    期待して読みましたが、悪い方向に裏切られました。
    上記のAmazonの紹介文を読み、かなり奥の深いサスペンスを予想していました。
    しかし、内容は解離性同一性障害の岩本広志が徐々にその人格を取り戻していく話で、その過程が延々と書かれているだけでした。

    主人公の梅田聡子の容姿についてもいろいろと疑問が残る結果でした。
    聡子自身の評価では、自分はブサイクということになっていますが、岩本広志は聡子に一目惚れしますし、他の人格たちもみんな聡子に恋をします。
    では、聡子は本当は美人なんではないかという予想をしましたが、他の箇所では声をかけてきた通行人に「ブスじゃ」と詰られる場面もあり、美人なのかブサイクなのか結局わからず仕舞いでした。伏線かと思っていた箇所が、回収されぬまま終わってしまったようです。

    さらに精神科医の進藤という女医が、岩本広志のほかの人格たちと関係を持つのかとおもいきや、ただの医者として終わってしまいます。

    どこにもサスペンス的な要素がないまま終わってしまいました。

    解離性障害という病態を、端的に知るには良い教材かもしれませんが、小説としては駄作だと思いました。
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    コメント

    百田尚樹,この人の小説基本駄作多くないですか?
    永遠のゼロみたいにヒットしたものもあるけどちょっと大物作家みたいに
    扱われてるわりに文章が下手だと思ってます。

    > akiさん

    コメントありがとうございました。

    百田氏の小説は当たり外れが大きいですね。
    永遠の0や、海賊とよばれた男のように一人の人物を深く掘り下げて、追いかける小説では、客観性があって非常に良いと思います。

    本作品のように病態や、主人公の感情を扱うないようになると途端に表現力の稚拙さが浮き彫りになります。

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