カブシキ!

  • 2015/10/16(金)
  • ガソリン生活 伊坂幸太郎

    ガソリン生活

    伊坂幸太郎です。
    不思議なお話です。

    大学生の望月良夫は愛車のデミオ運転中に、偶然会った女優の翠を目的地へ送り届けることに。だが翌日、翠は事故死する。本当に事故だったのか? 良夫とその弟で大人びた小学5年生の亨は、翠を追いかけ回していた芸能記者・玉田と知り合い、事件に首を突っ込み始める。姉、母まで望月一家が巻き込まれて、謎は広がるばかり――。
    朝日新聞夕刊の人気連載が待望の単行本化。物語の語り手はなんと本邦初!?の「車」。町を走る様々な車たちの楽しいおしゃべりが全編にさんざめく、前代未聞のユーモアミステリーにして、のんきな長男・大人びた弟…と個性的なキャラが揃った家族の暖かいエピソードに溢れた、チャーミングで愛すべき長編家族小説!


    物語の語り手は、なんと「車」です。緑色のデミオが全編を通して、内容を語ります。
    デミオは乗せた人間の話すことを聞くことができて、話の内容も理解できる。それだけではなくて、となりに駐車して車や、すれ違った車とも話をすることができて、車同士の話の内容は人間たちにはわからないという設定。

    非常に面白いです。
    語り手がデミオなので、デミオの車内で交われた会話や、デミオの周囲で交わされた会話のみで話が進んでいきます。
    となりの家のカローラも、いろいろなことを体験してきて、デミオに情報を提供します。

    不思議な事に、これだけで話が展開して、ミステリーの要素があって、いろいろな小ネタがあって、それらが実は全部つながっていて、最後には回収されて、という伊坂幸太郎ワールドが完結してしまいます。

    伊坂氏の新境地をみたような気がしますが、本当は従来の伊坂作品の作り方を踏襲されており、非常に読みやすいものになっています。心地よい読後感があります。
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