カブシキ!

  • 2014/11/25(火)
  • お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方2015 知的人生設計のすすめ

    電子書籍で購入。
    黄金の羽根の拾い方2015橘玲

    橘玲です。
    ベストセラーになった、「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方」を、12年ぶりに改定し、その時の記載は10年たった今も正しいのかを検証することを目的として書かれています。
    なので、「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方」の文章をそのまま転載し、それに対して橘玲氏がコメントを入れる形で書かれています。

    わたしの大好きな、橘玲氏の作品ですので、「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方」はもちろん読み込んでいますし、この12年間の氏の作品も全て読んでいます。
    ベストセラーから12年経って、氏の主張がどのように変わったのか、また変わらなかったのか、興味深く読みました。
    付箋を打ったところを箇条書きに。

    ・ 構造的な歪みはいつか必ず顕在化する。



    これは、氏が35歳まで努めていた出版業界を内情を暴露した箇所の最後に書いてあった言葉です。
    出版業界には構造的な歪みがあり、これが出版業界の自由競争を妨げているとのこと。そして氏の予言通り、出版業界は衰退の一途をたどることになります。
    医療業界にも構造的な歪みはあります。
    生活保護受給者が世界一手厚い医療をタダで受けている現状や、どんなに高い薬を使っても高額医療費制度で払うべき額の上限が決まっていることとか。このような歪みもいつかは顕在化して、制度そのものが無くなってしまうでしょう。

    ・ 橘玲氏にとって会社はキャリアを積むための道具で、会社は橘玲氏の人的資本に利用価値があるから給料を払っているのだ



    これは非常にドライな考え方ですが、氏の会社に対する考え方が凝縮されています。もしあなたに1億円の価値があるとして、あなたという人的資本を一年間会社に預けると5%の年利が得られるとします。1億円の5%ですので、500万円。これがあなたの年収になるということです。
    この考え方は目からウロコでした。まさか自分自身が資本で、それを病院に預けることで給料をもらっているなんて考えたことも無かったからです。このようにドライに考えると、世の中のことは全て、投資に対するリターンということで説明がついてしまいます。
    「誰が誰にいくら貸していて、その対価としていくらの利息を受け取っているか」という風に考えると世の中のことが全て数値化して考えること出来ます。

    ・ 世の中のにはきわめて知性が高く、それと同時に「楽して金儲けしたい」「額に汗して働くなんて真っ平だ」と思っているひとがいる。それも、ものすごくたくさん。



    わたしも楽して金儲けしたいと考えています(笑)
    世の中、そんなひとばっかりでしょ?
    金融業界というのは、本質的にはマネーゲームですので、その特殊性がこのような楽して金儲けしたい人たちを惹きつけます。

    ・ 「成功した人しか本を書かない」



    生き残りバイアスですね。わたしもいままで数々の金持ち本を読んできましたが、その全てが成功者によって書かれた本です。失敗した人たちは本を書く機会もありません。
    本を読むときには生き残りバイアスを考えながら読まないといけません。

    ・法人名義でカーリースをすると、無条件で経費にできる。



    ・(法人化のメリットで)生活費を法人に移転した分だけ家計簿に余裕ができたわけですが、ではこのお金はどうすればいいのでしょうか。正解は「自分の法人に貸し付ける」です。




    ・ 東京都某区の創業支援融資斡旋制度の概要
    融資金利 年0.4%
    融資の上限 1000万円(運転資金は600万円)
    返済期間: 7年
    融資条件: 開業後1年未満(創業前を含む)同一事業に3年以上勤務し、同一事業で開業すること。
    自治体が指定する中小企業診断士の推薦を受けること
    融資は自治体が指定する地域内の金融機関から行われる(金融機関の融資金利は年2.2%)

    これを要約すると、区内に法人登記しただけでまだ事業を始めてもいない、なんの実績もない人間に無担保で1000万円貸してくれるという制度です。年利は0.4%ですので、一年間に払う利息は4万円だけです。
    融資は金融機関から本人宛に行われます。融資金利は2.2%ですが、本人負担は年0.4%で、差額の年1.8%は自治体から金融機関に支払われます




    創業支援融資斡旋制度の実際を教えてくれます。自治体が主催する制度には、こんなに有利なものがあって、これから事業を始めようとするひとは、このような超有利な制度を利用しない手はありません。
    年利0.4%で1000万円も貸してくれるところなんて、まずないです。

    ・ 経済的に成功するには、経済合理的で無くてはならない。国家は神聖なものでも、崇拝や愛情の対象でもなく、人生を最適設計するための道具だ。



    国家も会社もただの制度あり、それを利用し、経済合理的に行動した人に成功がやってくるという考え方です。
    運転免許だって、医師免許だって、すべてただの道具であり、それを使う人によって、いくらでも経済合理的な成果をあげることができるのです。
    大事なのは、常に経済合理的に行動することです。
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    コメント

    「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方2015 知的人生設計のすすめ」は、今読んでいる最中です。
    ちなみに、真っ先にエピローグの新宿中央公園のホームレスを読んでしまいました。
    「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 知的人生設計のすすめ」を読んだときも、このエピローグが一番インパクトがありました。
    自分がいつホームレスになっても不思議ではない。
    私にとっては、この恐怖と不安こそが、この本を読み進める原動力です。

    生活保護受給者が世界一手厚い医療をタダで受けている現状や、どんなに高い薬を使っても高額医療費制度で払うべき額の上限が決まっていることとか。
    ここら辺はわかっててもなかなか変えられないでしょうね。生保は全部ジェネリックに変えようって動きもありますが。ヨーロッパみたいに全部税金にしてる所もありますが、アメリカみたいにあんまり破産者出るのもちょっと・・・

    >KKMMさん

    新宿中央公園のホームレスは、インパクトありますよね。
    わたしも自分の境遇を深く考えさせられた文章です。
    我々はいつだってホームレスになるリスクと隣合わせで生きているんですね。

    >ろーさん

    生活保護の問題や、高額医療費制度はなかなか変えられないでしょうが、近いうちに問題が顕在化して、大きな改革が起きることは間違いないようです。
    そのときに自分がキチンと医療を受けられるように準備をしておくことが大切だと思います。
    医療の世界にも、資本主義の考え方が少しずつ浸潤してきています。

    はじめまして!

    はじめまして!
    橘玲さんの本は2002年版を買って読んで衝撃を受けました。
    もう12年たつのですね。
    月日が流れるのは早いものです。
    一番ソンをしているのは会社員の中間所得層なんだということがよくわかります。
    年を重ねるごとに自分の人的資本を長時間意味のない仕事に提供するのは抵抗を覚えるようになりました。

    >ピムリコさん

    コメント、ありがとうございました。
    橘玲氏のお金持ちになれる黄金の羽根の拾い方は衝撃でしたね。あれから、わたしは人生に対する考え方が変わりました。経済合理的に行動するようになりました。

    会社員だとたくさん搾取されて、損をします。

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