カブシキ!

  • 2014/06/13(金)
  • 東大卒医師が教える科学的「株」投資術 KAPPA

    東大卒医師株


    そのタイトルの通り、東大医学部卒で医師となり、株式投資をしている人の本です。

    医学というのは、科学をもとになりたっているので、科学的に証明されて効果のある治療、検査などが日常診療で使用されています。
    これをEvidence Based Medicineと言います。

    著者はこれを投資に応用し、Evidence Based Investmentを実践しています。
    科学的にかかれてあり、わたしの考え方に非常に近いものがありましたので、参考に成ったところを箇条書きに。


    この本では、徹底的にEvidenceに従い、従来から考えられている、
    ・人気のある投資信託を買ったら儲かる
    ・有能なファンドマネージャーの信託を買ったら儲かる
    ・カリスマ投資家のやり方を真似たら儲かる
    ・・ などといった都市伝説を「科学的なデータをもとに否定してくれます。
    きっちりとしたデータを示してくれるとことが良いです。

    ・チャート分析は、理由の後付にしかならない。
    ・チャート分析で勝てるというEvidenceはない。

    専門家の錯誤
    良い結果は自分の能力のおかげ、悪い結果は運が悪かったせい。と人間はもともと楽観主義になりやすい性質を持っています。

    損失回避の傾向
    損失の2-3倍の利益が見込めるのでなければ、50%ずつの確率で利益と損失が生じる賭けには参加しない。
    中長期的な期待投資収益は、株式投資は他の資産と比べて見劣りしません。それにも関わらず、株式投資を回避する傾向が日本人の多くに見られるのも、このような損失回避性が背景にあります。

    有利子負債が少ない企業は、株主資本コストが相対的に高くなるので、投資収益性のハードルが高くなります。つまり、有利子負債を低金利で調達できる今日のような環境下では、借入金などのレバレッジを多少増やしたほうが資本コスト上は有利になるのです。
     → 有利子負債はゼロの方がよいのかとずっと思っていた。これは勉強になった。少ない利息で資金を調達して、大きな勝負に出たほうが有利ということか。

    アクルーアル
    アクルーアルとは、会計上の利益のなかでまだ現金化されていない部分を指します。
    企業利益=キャッシュフロー + アクルーアル

    低アクルーアル銘柄はリターンが良い。
    アクルーアルが0以下の企業への投資が基本。


    銘柄選択の手順
    割安性 
    PER < 15
    PCFR < 12
    EV/EBIT <8

    ROD > 0.3

    営業(または経常)利益率 > 15%

    アクルーアル < 0



    株式を売る時
    1.株価の上昇などにより割高になったと判断した時
    2.明らかに下方修正が続くと思われる時
    3.他にさらに割安な銘柄が現れた時
    4.必ずしも割高ではないが、ポジションが大きくなりすぎたとき


    感情ではなく、科学的な根拠に基づいて売買することがいかに大事かを教えてくれる本です。
    文体が氷のように冷たいですが、冷静に大切なことを教えてくれる本です。
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