カブシキ!

  • 2014/06/11(水)
  • タックスヘイヴン 橘玲

    タックスヘイブン橘玲


    永遠の旅行者

    マネーロンダリング

    2010年に上記2つの長編小説を読み、橘玲氏は長編小説も面白いなあという感想を書きました。

    それから4年の時を経て、氏がリリースした、タックスヘイヴン。
    面白くないはずはありません。

    シンガポールでもっとも成功した日本人金融コンサルタント北川がホテルから墜落死した。死んだ北川の妻・紫帆は現地に、高校の同級生・牧島とシンガポールへ赴く。紫帆はそこで北川の現地妻と息子の存在を知る。北川は1000億円を扱うファンドマネージャーだったが、政治家や会社社長など、数々の顧客のプライベートバンクの口座に10億円、50億円規模で穴を開けていた。背後に見え隠れする、日本の首領が仕組んだブラジルへの原子力発電施設輸出計画とそれを見込んだファンドとその失敗。紫帆と大物政治家の過去。大物フィクサーの影と蠢く謎の仕手グループ。そして起こった大物政治家秘書の暗殺。北川の死は自殺か、それとも殺人か? 口座から消えた巨額の資金は、どこへ送られたのか!?

    物語は、日本、シンガポールなどを舞台に、高校時代の同級生でである紫帆と牧島を中心に回っていきます。
    そして、この小説で一番かっこいい存在が、紫帆と牧島の同級生である古波蔵佑(こはぐらたすく)です。
    金融ゴロみたいな仕事をしていますが、ブランド物の服を着こなし、ティアードロップのサングラスをかけています。

    小説のはじめに登場する古波蔵の外見が、どうしても本田圭佑に思えてしまい、以降この小説の古波蔵はわたしの中では本田圭佑の外見をしていました。

    アジアを舞台に、ヒーローとヒロインが活躍するところは、マネーロンダリングと共通するところがあります。
    そして、永遠の旅行者の眞鍋恭一のことを指しているのであろう記述も出てきて、とても嬉しくなりました。

    5月の連休中に一気に読みました。
    展開が早く、途中でラストが予想できましたが、、、最後の黒幕の告白は衝撃でした。北朝鮮の闇の部分を教えてもらいました。そして、黒幕は今後も黒幕で在り続けられるくらい巨大になってしまっている現実も、驚嘆するものでした。

    氏の小説は、フィクションでありながらアジア金融の現状をわかりやすく教えてくれます。
    小説を読みながら、アジアの現状を知ることができました。タックスヘイヴンというタイトルとはいささか離れた内容ですが、とても面白い小説です。
    スポンサーサイト

    « プレナスの優待到着 2014年2月取得分|Top|スギホールディングスの優待到着 2014年2月 クロスで取得 »

    コメント

    コメントの投稿

    管理者にだけ表示を許可する

    トラックバック

    http://kabushiki.blog32.fc2.com/tb.php/2072-28077a1b

    Top

    HOME

    ss

    管理人: ss
    住所:広島県
    年齢:30歳代
    投資:buy & hold 株主優待
    趣味:サッカー(サンフレッチェ広島)、お笑い、映画、読書、マラソン
    職業:内科医

    Twitter:
    https://twitter.com/kabushi_ss

    Mail to:
    kabushiki_ss@yahoo.co.jp

    株ブログ 株主優待へ
    病気ブログ 医者・医師へ

    月別アーカイブ