カブシキ!

  • 2014/05/07(水)
  • だましの手口 西田公昭

    これ系の本は好きなので、電子書籍リーダーで大人買いしてしまいました。

    だましの手口

    過去にも同じような本を何冊か読んでいるので、重複する内容もありましたが、
    新しく得られた知識もあり、なかなか有意義な本でした。

    チェックをつけたところを箇条書きに。

    ・203ページからの[事例7]で、先物取引の勧誘とその手口が詳細に語られます。
    その手口は、小難しい言葉を並べたあと、自分たちが15000円で買ったコーン(トウモロコシ)は、政府が19000円まで値上げするしかなく、確実に4000円の利益がでる。(ここまでの説明、意味不明)
    とにかく、トウモロコシを買え、絶対に儲かる。との内容です。

    こうやって客観的に読んでみると、荒唐無稽で、理論的でない勧誘なのですが、小難しい言葉を並べられ、その意味がわかるのは頭のいい人だけ、のような話し方をされると、先物取引が絶対に儲かるような錯覚に陥ってしまうのでしょうか。
    これで騙されるひとが居るのが不思議ですが、、実際に騙されるひと(カモ)は沢山居るようです。

    ・だます側からみれば、「お人好し」の人は騙しやすいのです。お人好しの優しい気持ちを逆手に取って、騙そうとする人たちは仕掛けてくるのです。つまり他人に対して誠実で、一方自分に対しては厳しいといった立派な人ほどターゲットにされそうといえます。

    つまり、誠実に約束を守ったり、責任感のあることが大事だと信じている人間ほど、そこにつけ込まれると弱いみたいです。だます側は相手から約束を取り付け、責任のある行動を取らせるように、きちっと見守ったり、プレッシャーを与えたりするだけで、自滅の道を行進させることができるのです。



    ・ローボール・テクニック
    悪徳業者から電話がかかってきたときに、「どなた?」と質問したために、それに対する答えを待ってあげる仁義を作ってしまうことになる。問に対して答える、これも人間関係の約束です。
    このように小さな要請を繰り返して、勧誘する側の思想を聞かせるように仕向けるのを、ローボール・テクニックと言います。
    アンケートに答えてもらうだけ → 英会話の教材、宝石を売りつける。
    格安のローンで、 → 後に割高のものを買わせる。
    といった戦略をローボール・テクニックと言うようです。

    ・返報性
    他人から何か恩恵を施されたら、お返しをしなければならない気持ちになること。
    新聞の勧誘などで、はじめに無料の洗剤などを受け取ってしまうと、なんとなく新聞を契約しないといけないような気持ちになること。相手は、無料の洗剤に対する見返りを求めて、無料で奉仕をしているわけです。

    ・女性の勧誘員はたまーに涙を流して、情に訴えてくることがあります。女の涙を武器にしているのです。
    逆に、男は女性の勧誘員に対して、「威嚇戦略」が使えます。さっきまで大人しく聞いていたターゲットが、豹変して突然大きな声で怒り出すと、女性の仕掛け人には有効に作用するようです。優しそうだったひとが怒り出すと、ターゲットは相手を怒らせたのは自分のせいだとみなし、罪の意識や自責の念を持ちやすくなるのです。

    ・ドア・イン・ザ・フェイス・テクニック
    最初、無理なお願いを相手に突きつけておき、後からその要求を引っ込めて妥協した代案の要求をする方法
    70000円の指輪をねだっておきながら、途中でその要求を引っ込めて、代わりに48000円の指輪を買ってもらうというようなやり方です。
    2000万円の宝塔を買えと言っておいて、後から、無理だったら700万円のもので良いよと、レベルを下げるようなやり方です。

    ・「なんの用かわからないけれど、会いたいと言うなら、会ってみて何かの勧誘なら断ればいいだけのこと」と考えている人が居るかもしれません。しかし、そういう人はとても危険なのです。

    ・「優しい顔つきで、人を騙すようにはとても見えない。」という印象だからといって、それがそのひとを信じるに足るものではない。

    ・示談などを警察が調整することは絶対ありません。

    ・「自ら好意を示せば、相手も好意を抱いてくれやすい。」

    ・役所や警察や裁判所などの肩書を名乗る人なら、身分証明書を携帯していますので、遠慮することなく確認させてもらうべきです。カメラ付携帯電話などで写真を撮ったり、コピーを取らせてもらえればベストです。



    本書では、自分だけは騙されるはずはないと思っている心理を否定し、誰でもいつでも騙される側になる可能性を説きます。
    かく言う私もいつ騙される側になるか、わかりません。とにかく騙されないようにいつも準備しておくことが大事ですね。
    勉強になる本でした。
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    コメント

    日本人は昔から

    詐欺や騙しに限らず、国や商売での交渉が苦手な民族だったようです。
    開国したてのころ、英国が次々と出してきた条件を文句ひとつ言わずニコニコしながら呑むので、大丈夫なんだと思って要求をどんどんエスカレートさせていったところ、最後の最後で日本が切れて
    「英国は紳士の国だと思っていたが、何故こんな無理ばかり言うのだ?もう戦争だ!」
    と突然怒り出したことに驚いたそうです。
    英国人からすると
    「何故、途中で無理な部分は無理だと言わないのだ?」
    「それが交渉じゃないか、なんの為に来てるんだ?」
    ということですが、
    日本では元々、今回はこちらが我慢して折れておけば次は相手も無理は言わない、こちらの条件も文句言わずに呑むのが礼儀というか暗黙の了解としてある文化ですので、なかなか大変だったようです。
    現代でもこのような「日本人的な価値観」も騙す側は利用しているなと感じます。
    嫌な世の中ですが、備えなければ仕方無いですね。

    > ニャーゴさん

    コメントありがとうございました。
    日本人って、とても騙しやすい民族なんですよね。

    詐欺師のからみるとカモばっかりの国です。
    相手を疑うことを身につけていないひとが多すぎます。

    このような本を読んで備えておかないと、自分がいつダマされるかわかりません。

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