
人間関係にはそれなりに気を遣っているつもり。なのに、いまひとつ人から好かれず、人付き合いの幅も広がっていかない……そんな人は、知らず知らずのうちに「人を疲れさせる話し方=ウザい話し方」をしてしまっている!
●人の話を途中で奪う
●同じ話を何度もする
●「なるほど」を連発する
●「自虐自慢」をする
●飲食店のスタッフに横柄な物言いをする
●ほめると「そんなことないですよ」と謙遜する
●「私って、○○な人なんで(○○じゃないですか)」
●「○○してもらうことって可能ですか?」
「ウザい話し方」の実例を50パターン挙げ、自分がそういう話し方をしてしまっている場合の「改善法」と、周りにそういう話し方をする人がいた場合の「対処法」を解説。あわせて、話していて楽しい人になるための「あまり言われないけれど、実は重要な7つのポイント」も紹介。
職場、友人、恋愛、夫婦、近所付き合い……あらゆる人間関係の問題がこれ1冊で一挙解決! 文庫書き下ろし
「パラパラとページをめくってもらえれば、すぐに『ああ、こういう人いるいる! 』『わ、これって○○さんのことだ』と、次々と思い当たるはずです。ところが……。次第にあなたはもう一つのことに気づきます。『これって自分もやってない?』『げっ、私のこと言われてる』『えっ! これの何がいけないの!?』……。そう、『ウザい話し方』の怖いところは『実は自分でもやってしまっている』ことにあります」(本書「はじめに」より)
実はウザいと思われている話し方の例を50個ほと挙げています。
いろいろなパターンが網羅されすぎて、誰でも一つの自分に当てはまるなあと思われる話し方が挙げてあります。
「すべての話題を自分のことに持って行こうとする人」→ 「自分のことを何も喋らない人」
など、相反する2つの事例が挙げてあったり、なかなか全てのウザを回避できているひとは居ないと思います。
わたしが気に入っているのは、
●「させていただく。を連発する人」
これはわたしもずっと、ウザいと思っていました。
「講演を始めさせていただきたいと思います。」は、「講演を始めます!」
でいいのです。
「する」の謙譲語を、「させていただく」と勘違いしている人は多いですね。本当は、「いたす」
ただ、この「させていただく」は、みんなが使いすぎるために市民権を得つつあって、正しい敬語になるかもしれないなあというところまで来ています。
という例が50個ほどあり、ためになる本です。