カブシキ!

  • 2013/10/18(金)
  • 偽善の医療 里見清一

    偽善の医療


    偽善の医療という本を読みました。電子書籍です。

    著者は、現役の呼吸器内科医です。がんを専門に診療する病院に長くつとめており、また、平成版の白い巨塔の監修をしたことでも有名な先生です。

    学会で里見氏の講演を聞く機会があり、「これは面白い!」と感じたので氏の本を読んでみることにしました。
    第一弾がこの本、「偽善の医療」です。とても読みやすいです。
    氏の軽快な語り口をそのまま文章にしたような本です。

    ・患者さま撲滅運動
    ・消えてなくなれセカンドオピニオン
    ・有力者の紹介は有難迷惑
    ・安楽死を人殺し扱い死ないでくれ
    ・最期は自ら決められるものなのか
    ・病院ランキングは有害である
    ・○○すると癌になるというインチキ
    ・間違いだらけの癌闘病記
    ・インフォームドコンセントハラスメント
    ・贈り物は喜んで受け取るべきである

    などの章から成っており、とくに「患者さまという呼び方」「セカンドオピニオン」「有力者の紹介」「病院ランキング」を嫌っているところはわたしも同感です。


    患者さんを患者さまと呼んで、治療方針の決定には患者さまに十分に説明した上で同意を得る(インフォームドコンセント)ことが大事でという最近の医療の動向には、医療者ならだれしも疑問をもっています。
    そしてそのすべてが、ただただ「患者さんに訴えられないように」するための医療者側の言い訳にすぎないことをズバっと明かしてくれます。

    最後は、正しい患者の姿勢を示してくれる本書は間違いなく良書でしょう。
    歯に衣着せぬ物言いはとても軽快です。

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    コメント

    "同意を得る"のは「インフォームドコンセント」じゃなかったですか?

    >niraさん

    ご指摘通りです。修正しました。
    ありがとうございました。

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