カブシキ!

  • 2013/08/31(土)
  • 夜行観覧車 湊かなえ

    久しぶりの湊かなえです。

    夜行観覧車

    高級住宅地に住むエリート一家で起きたセンセーショナルな事件。
    遺されたこどもたちは、どのように生きていくのか。
    その家族と向かいに住む家族の視点から、事件の動機と真相が明らかになる。


    この小説は推理小説ですが、犯人は高橋淳子ということがすぐにわかります。

    話の中心になるのは、「なぜ高橋淳子は夫を殺したのか」

    いわゆるwhy done itということになります。


    高級住宅街のひばりヶ丘。

    エリート医師の高橋家。
    普通のサラリーマンが無理して建てた遠藤家。
    昔からひばりヶ丘に住んでいる小島家。

    物語はこの3つの家の住人の視点から語られます。


    高橋家は、エリート医師の高橋啓介を中心に妻の淳子(美人妻)と、良幸(啓介と前妻の子)、比奈子、弘幸の3人の子供からなります。

    遠藤家は、普通のサラリーマンですが、無理して高級住宅街に家を構えた一家として登場します。

    小島家は昔からひばりヶ丘に住んで居ますが、子供もひばりヶ丘を出て行って、妻である小島さと子だけが一人でひばりヶ丘に住んでいます。

    事件は高橋家で起こります。
    妻の淳子が夫の啓介を撲殺するという事件です。

    犯人は淳子であるとすぐにわかります。


    その模様を、向かいの家である遠藤家から。
    小島家から。
    そして、高橋家の子供たちからの目線で描きます。

    この小説で書かれているのは、
    問題無さそうに見えても、どの家もいろいろと大変なんだよ。
    というテーマです。


    高橋淳子が夫を殺した動機が、一番のポイントですが、
    その動機は、一緒に暮らしていた人間にしかわかりません。
    作品の最後で、週刊誌が報じたこの殺人事件の真相が書かれていますが、その記事は全く的外れの動機を書いています。


    それぞれの家に、それぞれの事情があり、それは周りの誰にもわかりません。
    当事者だけの問題であり、当事者にしかわからないのです。


    他の湊かなえ作品に比べると、毒が少ないように思いました。

    あまりオススメではないです。。
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