カブシキ!

  • 2013/02/18(月)
  • 彼女は靴磨きの少年なのか。

    株価が好調です。

    安倍晋三が総理に再就任してから、ずっと株価が上がっています。
    2012年末からの株価の動きです。

    安倍晋三就任してからの株価20130218


    この上昇で大きく儲けたひとも居るでしょうし、出遅れた人も居るでしょう。みんながいろいろな思いを持ってこの相場を見つめています。
    ひとつ言えるのは、株価に関心を持つ人が増えている。ということです。

    マネー雑誌が売れていると聞きます。
    証券会社には、問い合わせの電話がたくさんかかってくるそうです。「俺の口座のパスワード、何だったっけ?」
    TVでは、しきりに株価を取り上げて、この数ヶ月で誕生したニューリッチを映像にうつしたがります。
    いつもは下世話な話題しかない写真週刊誌なども、「1ドル100円で、日本が再生する!」などの特集を組みます。

    安倍晋三が少し金融を緩和しただけで、日本が再生するはずがないのですが、日本が再生している!とみんなが幻想をいただけば、自ずと日本は再生に向かうのです。

    この再生は、みんなの「幻想」を前提に成り立っています。経済が発展したという「実体」はありません。
    再生の実体はないのに、なぜか儲かっている。これがいまのみなさんの認識ではないでしょうか。


    さて、突然ですが、こんなお話を。


    舞台は、1920年代、アメリカ、ニューヨークのウォール街。

    どんな汚い靴でも一生懸命ピカピカに磨き上げる靴磨きの少年がいました。
    少年は、街角の新聞屋の脇でいつも靴を磨いていました。

    その少年は、株の知識なんてありませんでした。
    毎日、大儲けした話や、破産した話を聞きながら、ただただ人の靴を磨いているだけでした。

    そんな、少年のところに毎日靴を磨きにきては、「景気はどうだい?」と訪ねるお客がいました。

    少年はいつも、「社長さん、私たちは生活するだけのお金があればそれで幸せです」。
    と答えて、いつもように世間話をするのがその少年の朝のはじまりでした。

    そんな日々が数年続いたある木曜日のこと、
    いつものように「景気はどうだい?」と男性が訪ねると少年はこう答えた。

    彼は靴磨き少年にから「おじさん今なら〇〇会社と××商会が買いだよ」というアドバイスをもらうのです。

    すると、その男性は「今日はもういいよ」、
    と靴磨きを途中でやめ、「ありがとう」と言い残し帰っていきました。

    その時、男性はその少年に、
    「株は私が選んであげよう、自分で買っては絶対にいけないよ」。
    と言い残して足早に去っていきました。

    このとき彼はピンときた、「株は買う人がいて売る人がいるから、売買が成立する、株のことに興味のない靴磨きの少年が株の話をしている、ということは買いたい人はすでに株を買ってしまって、売りたい人ばかりだ、株は間違いなく暴落する」
    と考えその日のうちに手じまってしまった。そして、回りの富豪たちがこの暴落でどんどん、いなくなっていく中、彼の手元に富が残りました。

    その日は、歴史に残る一日となりました。
    そう、「暗黒の木曜日」です。

    その日を境にその男性は少年の所に来ることはなくなりました。

    あっという間に客足は遠退き、廃業を決意したある日、
    突然、その男性が少年の前に現れました。

    男性は、「約束を守りにきたよ」、と少年に数枚の株券を手渡しました。

    「ありがとうございます。」と少年がお金を渡そうとすると、
    男性は「お礼をいうのは、私の方だ」。

    「ただし、これだけは約束してくれ、その株は、何があっても
    10年以上は、なにがあっても持っていてほしい」と、
    少年からお金を受けとらず、去っていきました。

    それから12年後、少年はその株を資金にし、立派な投資家になりました。

    そして、あの男性は、大恐慌の被害を一切受けずに、資産を守り息子は大統領になりました。

    男性の名は、ジョセフ・ケネディー。




    先日、ある女性から一年ぶりに連絡がありました。
    「ssさん、FXで勝つ方法を教えて下さい。」

    その女性は、普通のOLさんで、株のことなんか全く分かっていなかったひとです。
    一年前にたまたま一緒にお酒を飲んだだけの仲ですが、、、
    おそらく、彼女の周囲に、円安の波にたまたまうまく乗れて大儲けした人が居るのでしょう。彼女は「自分もその波に乗れるのでは?」と勘違いしたようです。

    そして、相場で勝つ方法を模索しているようです。

    数ヶ月前までは、株や相場に全く興味を持たなかったひとが、投資の世界に興味を示しています。
    彼女は靴磨きの少年なんでしょうか。
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