カブシキ!

  • 2010/11/21(日)
  • 敗者のゲーム チャールズ・エリス

    敗者のゲーム表紙

    投資のバイブル 敗者のゲームを再読しました。

    4年半の時をおいて、また読んで見ました。


    目新しいことはありませんが、最近忘れかけていた「初心」を再認識しました。
    僕の投資戦略は、buy & hold ただそれだけでした。

    為になった箇所に付箋を打ちながら読んだので、付箋部分を箇条書きにしておきます。


    1.わたしたちは、ミラクルショットを決めようとするのではなく、とにかくミスの少ない、確実なテニスをすることを目指すべき

    これが、タイトルとなった「敗者のゲーム」の意味です。テニスはすばらしいショットとか、エキサイティングなラリーで勝負が決まるのではなく、ボールがネットにかかるとか、コートの外に出る、ダブルフォルト、などの敗者のミスによって勝負が決まります。
    投資の世界もこれと同じで、ビッグディールに勝つことではなく、「大きな損失を出さないこと」が市場で生き残っていくための必要条件なのです。


    2.ウォールストリートでは、毎年5月になると「夏には株価があがりそうだ」という期待が高まり、初秋になると「10月は統計的に株価が最も下がる」との噂が流れる。年初には相場が上向くという気運が高まる。実際にこれらの憶測には根拠は無い。株式投資がリスクに満ちているのは何月でも同じである。

    3.長期に成功するひとつの方法は、ミスを減らすことである(これはゴルフやテニスにも当てはまる)。一生懸命やれば、それだけリターンが増えるというわけではないし、リターンを増やそうとしてより高いリスクをとれば、危険性もそれだけ高まる。

    4.「ミスター・マーケット」と「ミスター・バリュー」
    ミスター・マーケットは、とにかく面白いので、常に注目の的である。これに対してミスター・バリューは、気の毒にも無視されることが多い。

    無責任なミスター・マーケットが踊りに夢中になっている間、ミスター・バリューは表情ひとつ変えない。彼の暮らす世界には感情や幻想の介入する余地はない。彼は夜も寝ないで財やサービスを生産し、分配し続ける。楽しい仕事ではないが、彼は経済そのものの実態を動かしている。

    5.人間は心配性である。一年で10%上がる投資の一ヶ月ごとの上昇率は1%にも満たない。一日単位の上昇率はほとんどゼロに近い。従って、毎日の株価の動きを気にしても意味が無い。ところが実際には毎日欠かさず株価をチェックする投資家は少なくない。株価などは、四半期に一度見れば本当は十分なのである。

    人間は楽観的である。しかし投資においては、楽観的であるよりも、客観的で現実的であることのほうがはるかに重要である。

    人間は間違いを認めたがらない。投資家が自分の投資成果をしばしば過大評価していることは、多くの研究が示す通りである。投資家は自分に対してさえ間違えを認めたがらない。

    人間は感情的である。株価が上がれば笑い、下がれば泣く、価格の変動が激しいほど、泣き笑いも激しくなる。

    6.
    A. 投資家のニーズを理解すること。
    B. そのニーズに合った現実的な運用目的を明確にすること
    C. 個々のポートフォリオのための適切な資産配分を確立すること
    D. 現実的で特定の長期運用目的を達成するよう設計された、明確な根拠のある運用基本方針を作り上げること

    これらのステップを踏めば、成功は決して難しいものではない。

    7.投資収益の相当部分は相場回復の最初の一週間に得られている。マーケット・タイミングを重視する人たちが最も売りたがるのが相場の底であり、彼らはまさに「一番美味しい部分」を逃しているのである。もう少し多くの投資家が長期的な観点から投資方針を考えていたなら、ファンドはもっと違ったものになり、より高い収益率をあげていただろう。

    8.資産運用における真の課題とは、収益率を増大させることではない。すなわち、安く買って高く売ることではなく、収益増大に結びつくようなリスクを取り、それを管理することである。

    9.株価があがったときに喜ぶのも間違いだし、下がったときに悲しむのも間違いである。

    10.明確な理由もなく運用期間を変えても、決して良い結果は生まれない。実際、運用期間を買えた殆どの投資家はかえって損をする。

    11.多くの投資家は、株価が平均に回帰するということを忘れ、過去の流れ今後も続くと錯覚しがちである。1970年代には、ほとんどの投資家はインフレが長期にわたって持続し、企業収益は低迷し続けると予想した。メディアの論調も同様だった。2000年には、投資家はバブル崩壊の危険を無視してIT関連企業株の上昇を予想し続けた。

    12.いわゆる新金融商品に投資してはならない。この手の商品の殆どは、投資家に保有されるためというより、投資家に売るために設計されている。新商品に関して、他の投資家の話にも耳を傾けてはならない

    13.慎重に検討された投資政策を選択し、その政策を守り続けることこそ、投資で成功する最良の近道である。そのために、なにか複雑な行動を必要とするわけではない。ただマーケットの上昇下落に振り回されてじたばたしないことである。敗者のゲームに勝つには、別のルールでプレイするほかない。



    特に最後の13がこの本の言いたいことです。
    大前提。「投資とは、単純で退屈なゲーム」ということを肝に銘じなくてはなりません。ただ買って持っておくだけ。
    Buy & Hold。これだけです。売り買いは必要ないのです。

    問題は、持っておくだけというのが、「最高に面白くない」ということですね。
    面白くないから、そこにチャート分析とか、株価予測とかを持ち込んでギャンブルの要素を見出そうとするのが素人の投資家です。
    10年後に成功しているために、折にふれてこの本を読み返さなくてはなりません。
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