カブシキ!

  • 2010/11/09(火)
  • 光と影の誘惑 貫井徳郎

    光と影の誘惑

    銀行の現金輸送を襲え。目標金額は一億──。巧妙に仕組んだ強奪計画は、成功したかにみえたのだが……。男たちの野望と裏切りを描く表題作を含む、珠玉のミステリー中編4編。

    貫井徳郎です。
    1冊の中にミステリーが4編入っています。

    僕のお気に入りは、表題作の「光と影の誘惑」です。貫井徳郎らしい作品です。
    「慟哭」のようなトリックで書かれていますが、最後までトリックを見破ることができませんでした。

    物語の中では、小林という男が人生を逆転するために、銀行員の男を騙して一億円を得るという行為を計画します。小林は生まれたときに既に父親はおらず、母親に女手一つで育てられた過去を持ちます。その母親も小林が高校生のときに他界します。
    絵に描いたような恵まれない環境です。

    僕が思うに、男は人生において、「一度は命をかけて人生を変えようとしないといけない」と思っています。小林にとってのそれは銀行員を騙す行為であったのです。犯罪に手を染めることは良くないので、殆どの男にとって、人生を変えようとするほどの大きな出来事と言えば、「大金をかけてギャンブルに挑む」とか「片道切符だけ持って外国に旅立つ」とか「思い切って仕事を辞めて独立する。」とか「修行僧のように篭って勉強する」とかではないかと思います。すこし極端な例を挙げましたが、本気で人生を変えようと思えばそれくらいの行為が必要なのです。

    それくらいの決意をしたことがない人間は、いつまでたっても凡庸なままです。凡庸な人生を過ごして、凡庸なまま死んでいきます。

    小林は競馬ばっかりやっている碌でも無い人間ですが、きっちり一億円をゲットするという大仕事をやってのけます。男なら人生を賭けた勝負をするべきだ!僕は最近そう思うのです。さて、僕にとっての人生を賭けた勝負ってなんでしょうか。

    話が逸れました(笑)
    兎に角、すばらしいトリックの小説です。ご一読を。
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