変な表紙です。しかし、これはきちんとしたミステリー小説です。
そして、内容はとてもおもしろいです。
序盤から少しずつ伏線を張っていき、サイドストーリーも沢山あって、最後に全てが回収される。ミステリーの王道を行っている作品です。
実際は僕は、この小説の「仕掛け」にまんまと騙されました。。
池袋のフレンチレストランに集まったのは、往年の人気少女漫画「青い瞳のジャンヌ」をこよなく愛する「青い六人会」。無様に飾り立てた中年女性たちが、互いを怪しい名前で呼び合い少女漫画話と噂話をするだけの定例会だったはずが…。いつのまにやらメンバーの度重なる失踪、事故死、腐乱死体発見!ヒロインになりたい女たちの、暴走ミステリ。
ミステリーとして、かなり良い出来だと思いますので、是非読んでみてください。
小説としては、かなり「イタイ」です。
登場人物は全員40を超えたひとたちですが、まったくのダメ人間ばかりです。そういった彼女たちを嘲笑しながら、自らを省みるという姿勢を取ったら良いのでは?
と思わせるくらいリアリティのあるダメなおばさんたちが登場します。
実はこの小説は朝日新聞の日曜日版に紹介されていた小説です。
朝日新聞を読んでいて、「絶対に読まねば」と思った小説のひとつです。
僕の感は当たって、やはり全員が読むべき小説だったと思います。
面白い小説です。是非読んでください。
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