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  • 2018/08/17(金)
  • 80’s エイティーズ 橘玲

    80橘玲

    1959年生まれ。『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』(幻冬舎)や『言ってはいけない 残酷すぎる真実』(新潮新書)などのベストセラーで知られる著者だが、若い頃、何をやっていたのかはいままでほとんど語られていない。

    本書は、著者が1980年代はじめ、「この世界の真実は社会の底辺にある」と思っていた大学時代から、阪神大震災、オウム地下鉄サリン事件のある1995年までをまとめた自伝的回想録的な物語である。マクドナルドの清掃バイトから出版業界の最底辺へ、やがてジャーナリズムのまっただ中に至った著者。バブルがはじまり無残に崩壊するまで、何を体験し、何を感じ、何を考えたのか。自ら投企したことと、バブルに翻弄されたさまざまな人物の群像とその行方。「億万長者」になる方法を語る作家になる前の、長い長い‶80年代"の青春とは?

    日本がいちばんきらきらしていたあの時代、
    ぼくは、ひたすら地に足をつけたいと願った。

    その後ぼくは、「世の中の仕組みはどうなっているのか」とか、「どうやったらもうちょっとうまく生きられるようになるか」というような本を何冊か書くが、そのとき気づいたことを最初から知っていればまったくちがった人生になったと思う。でもそれは、ものすごくつまらない人生だったかもしれない。(「あとがき」より)



    ついにあの橘先生がご自分の個人情報を公開されました。

    早稲田大学在学中にマクドナルドで清掃のアルバイトをし、モテない人生を歩んで来られたことをアピールされておられますが、
    就職してすぐに結婚して子供をもうけていることから、決してモテなかったわけではないとわかります。
    氏がすごいのは、就職した出版業界で破竹の勢いで活躍するのですが、35歳のとき(1995年という節目の年)に、あっさりと出版業界から書き手に転職してしまうことです。

    出版業界ではキュロットギャルズという女子高生向けの雑誌を作られますが、青少年の倫理観に背くとの理由でわずか3巻で廃刊となってしまうエピソードは面白かったです。

    その後は、海外投資を楽しむ会を立ち上げて、海外投資を実践してその様子を出版することに全力を注がれます。
    2002年に伝説の名著、「黄金の羽根」を出版して、氏の名前は日本国中に轟きます。

    橘玲の名前をそのまま使って、海外投資ミステリーの「マネー・ローンダリング」「永遠の旅行者」の小説をヒットさせ、不動の地位を得ます。

    ブログやTwitterなどで情報を発信し続けて、いまもなお最新の情報にキャッチアップしておられる姿はとても尊敬できます。
    わたしも常にTwitterでフォローしています。

    自分の来歴を語られたのは、何かの理由があったのだろう。
    これからの橘玲氏の活動が楽しみすぎるのです。
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  • 2018/06/25(月)
  • 朝日ぎらい 橘玲

    朝日ぎらい 橘玲

    「明日は今日よりずっとよくなる」。そういう希望がほんらいのリベラル。
    私たちが、そう思えないのはなぜだろう。

    朝日新聞に代表される戦後民主主義は、なぜ嫌われるのか。
    今、日本の「リベラル」は世界基準のリベラリズムから脱落しつつある。
    再び希望を取り戻すには、どうしたらいいのか?
    若者が自民党を支持するワケからネトウヨの実態、リベラルの未来像まで、
    世界の大潮流から読み解く、再生のための愛の劇薬処方箋!


    尊敬する橘玲氏の、センセーショナルなタイトルです。
    この10年、氏がずっと言ってきた「リベラル」の話です。
    朝日新聞はリベラルの日本代表みたいな選手になっていますが、氏はここに疑問を投げかけます。

    キワードは、
    「右傾化」と「リベラル化」です。このキーワードを意識して読んでいくと理解が深まるでしょう。



    印象に残ったところを、箇条書きに。

    卓越したポピュリスト政治家である橋下徹で、「大阪から日本を変える」



    橋下徹氏は、本当のポピュリストでした。
    大阪都構想で破れて政界を去りましたが、稀代の名政治家だったのは間違いないです。わたしは橋下徹は大好きでした。
    とても残念です。
    この橋下徹を徹底的に研究して登場したのが、日本初のポピュリスト政治家、小池百合子なのです。

    橋下徹氏は、ネオリベを前面に押し出して日本初のネオリベ政治家になりました。
    50代以上は、これを「反動右翼」「ハシズム」として拒絶、40代以下はネオリベこそがリベラルで、これを大いに歓迎しました。
    多数決原理で、50歳以上が多い大阪府では橋下氏は破れましたが、数年後にはまた橋下徹のような政治家が現れることを期待します。

    現在の日本で起きているのは、「改革」をめぐる世代間対立だ。(中略)「既得権益にしがみつかないと生きていけない世代」と「既得権を破壊しなければ希望のない世代」に分断されている。



    日本社会は、このような構造になってしまっているのです。
    50歳代以上にとっては、国民皆保険制度や社会保障制度を死守することが最大の利益で、40歳代以下の者にとってはこれらを崩壊させる政策が最大の利益となるでしょう。
    前者を「右傾化した保守」、後者を「リベラル」と解釈して、わたしは本書を読み進めました。

    保守は終身雇用の日本的な雇用が日本人を幸福にしたと主張し、雇用破壊のTPPに反対し、夫がサラリーマンとして働き妻が子育てに専念する性役割分業こそが日本の伝統だと主張する。



    人生100年の時代に、旧態依然として年金制度がWorkしないのは明らかでしょう。戦後の高度経済成長期に外国から輸入したこの制度がいまの世の中に適合するはずはありません。
    変わらなければならないのです。

    リベラル化の潮流は奴隷制やアパルトヘイト政策などの善悪のはっきりしているほとんどの問題を解決するという大きな成果をあげた。
    その結果、残っているのは信仰の自由と世俗主義の対立、経済格差と自己責任、地球温暖化や原発の是非など、簡単には善悪を決められないやっかいな問題ばかりだ。



    リベラルは簡単に解決できる問題を制圧したが、それ以外のやっかいな問題を解決できないがために、批判の対象になっているという現象です。

    欧米を後追いしながら、日本社会の価値観も確実にリベラル化している。だとすれば「右傾化」とはいったいなんなのか。




    ネット世論に頻出するテーマ
    1. 嫌韓・嫌中意識
    2. 弱者利権認識に基づく、マイノリティへの違和感
    3. マスコミに対する批判



    ネトウヨと呼ばれるひとたちは、「日本人であること」の既得権益を必死で守ろうとします。
    それは自分たちは「日本人である」こと以外になんの自信もないからです。日本人であることにしがみつくために弱者(マイノリティ)を批判し、自分たちはマジョリティであると錯覚します。本当はマジョリティでも何でもないのです。

    (この記事を書いているときに、低脳先生による殺人が起きました。低脳先生はネトウヨなんでしょう。)

    日本の右傾化とは、嫌韓・反中を利用した日本人のアイデンティティ回復運動のこと。




    「白人」「日本人」「男性」というアイデンティティに共通するのはなんの努力もせずに手に入り、共同体の外部にいる他者がそれを名乗ることはできないということだ。



    白人は黒人に対して、日本人は中国人や韓国人に対して、自分とおなじアイデンティティは原理的に得られないことを声高に主張できるのです。なにも努力しないで手に入れたアイデンティティという既得権を絶対に手放したくないというのが、彼らの生存戦略です。

    正義とはそもそもなんだろうか。現代の脳科学はこれを一行で定義する。「正義は快楽である。」これだけだ。



    復讐をしたり、仇討ちをする物語をみると、人間の脳は活性化されます。その活性化される部分は快楽を得たときと同じ部分のようです。

    ネトウヨがアルコール依存症やギャンブル依存、ドラッグ中毒と同じ、インターネット社会が生み出した病理現象=正義依存である。



    ネトウヨは匿名という安全地帯から対象を攻撃します。これは相当な快楽をもたらすようです。ドラッグと同じで、一度快楽を覚えるとずっと匿名コメントなどの「快楽」を求めざるを得なくなります。一種の病気です。

    多様なアイデンティティの多くは、努力と才能によって獲得されたものだ。



    「インド国民」「ベンガル人」「経済学者」「ハーバード大教授」などの多彩なアイデンティティをもったアマルティア・センを例にあげて、アイデンティティはたくさんあったほうが良いと説きます。
    単一のアイデンティティしかない生き方はすぐに行き詰まります。


    働かないのは、個人の自由な選択なのだから、それによって貧困に陥っても社会が援助する必要はない。



    これがリベラルな北欧諸国の一般的な考えです。すべては自己責任なのです。


    人間が誰かの行動の自由に干渉するのが正当だといえるのは、自衛を目的とする場合だけである。文明社会で個人に対して力を行使するのが正当だといえるのはただひとつ、他人に危害が及ぶのを防ぐことを目的とする場合だけである。



    これは功利主義の他人に危害を加えなければ、何をするのも自由という考え方です。この道徳基盤をもつ功利主義者が、WEIRD(奇妙な)です。
    W Western
    E Educated
    I Industrialized
    R Rich
    D Democratic


    アメリカの分裂とは、ニューリッチ=グローバリスト VS トランプを支持するラストベルトのホワイトワーキング・クラスの対立



    今回の大統領選挙では、数の力でホワイトワーキングクラスが勝ちました。
    おそらく日本での同じような現象がおきるでしょう。すなわち、ワーキング・クラスを味方につけた政治家が登場して、うまくやると政権を奪取できるということです。
    日本人であるということ以外にアイデンティティを持たいないひとがすごく増えるので、これらを票田にすれば、日本版のドナルド・トランプになれるでしょう。

    トランプ支持者の多くが低学歴(高卒 中退)であることは様々な調査で明らかだ。
    知能が高い子がリベラルになり、そうでない子供が保守的になる。



    生まれながらにして、「リベラルになりやすい子供」と「保守になりやすい子供」がいるらしいこと。



    ある程度、政治思想は遺伝的要素があるという仮説です。これは科学的根拠がありそうで、責任遺伝子もある程度同定されているようです。
    そして、本書では、政治思想には「匂い」もあると書いてあります。実際に匂いについての実験で、自分と同じ思想をもった人間(異性)の匂いを良いものと感じ、違う政治思想をもった異性の匂いに嫌悪を感じることがるようです。
    (眉唾ですが。。)


    最後までしっかり読むと、橘玲氏の政治的立場がリベラルであるということがわかります。
    いわれない差別にはしっかりと反対し、個人が自由に生きる世界を支持しています。その橘玲氏が世の中にもっとリベラルになってほしいと願い、10年来一貫して主張していることが本書に纏められています。
    リベラルの代表である朝日新聞を名指しし、本当のリベラルな会社になってほしいと願っていることが伝わってきます。


    折に触れて読み返したい一冊です。

  • 2018/01/25(木)
  • 専業主婦は2億円損をする

    専業主婦2億円

    47万部のベストセラー
    『言ってはいけない 残酷すぎる真実』の著者による
    衝撃の書き下ろし!

    “専業主婦”は日本だけの絶滅危惧種!?

    働く女だけが、
    お金も恋愛も自由も手に入れる。

    ソロ充、リア充、ソロリッチ。
    あなたはどの生き方を選ぶ?
      ↓
    目指すは、生涯共働きでニューリッチ。

    ! 専業主婦はカッコ悪い
    ! 依存する人生は楽しくない
    ! 婚活よりはるかに確実な方法
    ! どんな仕事なら稼げるか
    ! スペシャリストとマックジョブ
    ! 正社員と非正規は日本独特の「身分差別」
    ! 専業主婦になりたい女子は賢い男子に選ばれない
    ! 同類婚が増えていく
    ! これからは女性のほうが仕事に有利
    ! 母子家庭というリスク

    知らなきゃ損する、100年ライフの生き抜き方 

    独身も既婚も男性も必読!


    橘玲氏の書き下ろしということになっていますが、
    内容については本文にも書いてある通り、幸福の資本論の焼き直しと言ってもいいでしょう。

    さらっと流し読みしました。

    印をつけたところを箇条書きに。

    働きながら子育てできる環境を充実させない限り、女性は子供を産まない



    女性の高学歴化と社会進出で、大学卒の女性が増えました。
    せっかく大学まで出たのに、子供の世話をするだけの人生なんてありえないってことなんですね。
    女は家を守れという時代ではないのですが、結婚出産をしてしまうと、強制的に産休などで専業主婦化してしまう社会は、低学歴者に有利にできています。

    大企業は、女性社員が出産後も働き続けるための制度を用意しています。しかしそれは「マミートラック」と呼ばれ、第一線で働く社員とは違うママ向けの仕事です。



    子供を生むことで、これだけのハンデを負わされることになると、益々女性は結婚や出産から遠ざかります。
    当然ハイスペ男は育児に参加しませんから、ハイスペの彼氏が居ても結婚はしたくないという考えが生まれてくるのです。日本は女性が出産をすると、差別を実感せざるを得ないのです。


    「日本の会社は残業時間で社員の昇進を決めている」



    否定するひともいるかもしれませんが、滅私奉公をするひとが、出世していくのは間違いないようです。
    病院の医師でも、遅くまで残って仕事をしているひとが評価されるのは、どこの病院でも同じだし、
    どの業種でも同じなんでしょう。
    わたしは、むだな残業には興味がありませんし、出世したいとも思いませんので、自分の仕事させ終わっていれば、早めに退社するようにしています。

    専業主婦は、じつはものすごく孤独



    専業主婦に憧れる女性は多いようですが、子育ての責任を負いながらも、周りに「どうせ仕事してないんでしょ?」と言われるのはすごく辛いでしょう。
    旦那もそのことを理解してくれないので、どうしたらよいのかわかりません。

    人間関係を選択可能にする



    嫌な人との付き合いを断れる選択肢があると、ストレスが減るという話しです。
    橘玲先生のようなフリーエージェントは人間関係や仕事を「選択」できるので、今回はスミマセンと断る選択ができるようになるのです。
    わたしは病院に勤めるサラリーマンですので、嫌な人間関係を断れないこともありますし、病院の命令で仕事をしないといけないこともあります。

    こういった人間関係では「ハラスメント」は起こりません。いじめっ子は何をしても相手が逃げられないと知っているからこそ、いじめるのです。








    すべての恋愛は打算から生まれます。自分にとって「得」だあと思わなければ、付き合おうなんて思わないでしょうから。



    身も蓋もないですが、事実ですね。

    橘玲「わたしのビジネスモデルはほかのひとがやろうとしないニッチがあれば、とりあえず参入する」



    氏は専業主婦批判はタブーという概念にとりあえず参入したそうです。
    幸福の資本論そ女性向けにカスタマイズして、専業主婦を批判するのではなく、どれだけ損をしているかを指摘することで、この本が完成したようです。

    子供が中学にあがるのを機に妻とは別々の人生を歩むことになりました。



    橘玲氏は離婚も経験されていたのですね。。
    しかも子供を引き取って、父子家庭として子供を育てて来られたようです。

    お子さんは中高一貫校に入って、自分は父子家庭であることを告白すると、まわりのお母さんたちは役員のことやクラスの連絡をすべて引き受けてやってくれたそうです。

    そして、現在はパートナーがいらっしゃるようで、共働きしながら、年に3ヶ月は海外旅行をするという生活のようです。


    どこまでも理論的で、スマートな氏の人生です。
    とても興味深く読めました。

  • 2018/01/24(水)
  • 言ってはいけない 残酷すぎる真実 橘玲

    言ってはいけない 橘玲

    ひとは幸福になるために生きているけれど、幸福になるようにデザインされているわけではない。

    この社会にはきれいごとがあふれている。人間は誰しも平等で、努力すれば必ず報われ、〝見た目″はそれほど大した問題ではない――だが、それらは絵空事である。往々にして、努力は遺伝に勝てない。知能や学歴、年収、犯罪癖も例外ではなく、美人とブスの「美貌格差」は生涯で約3600万円もある。また、子育ての苦労や英才教育の多くは徒労に終わる……。進化論、遺伝学、脳科学の最新知見から、人気作家が次々と明かす「残酷すぎる真実」。読者諸氏、遺伝、見た目、教育、性に関する、口には出せない「不愉快な現実」を今こそ直視せよ!

    I 努力は遺伝に勝てないのか
    1:遺伝にまつわる語られざるタブー
    2:「頭がよくなる」とはどういうことか――知能のタブー
    3:知識社会で勝ち抜く人、最貧困層に堕ちる人
    4:進化がもたらす、残酷なレイプは防げるか
    5:反社会的人間はどのように生まれるか

    II あまりに残酷な「美貌格差」
    6:「見た目」で人生は決まる――容貌のタブー
    7:あまりに残酷な「美貌格差」
    8:男女平等が妨げる「女性の幸福」について
    9:結婚相手選びとセックスにおける残酷な真実
    10:女性はなぜエクスタシーで叫ぶのか?

    III 子育てや教育は子どもの成長に関係ない
    11:わたしはどのように「わたし」になるのか
    12:親子の語られざる真実
    13:「遺伝子と環境」が引き起こす残酷な真実



    言わずと知れた、ベストセラーになった橘玲氏の著作です。

    電子書籍が発売と同時に購入し、熟読しました。
    ためになったところを 箇条書きに。

    論理的推論能力の遺伝率は68%、
    一般知能IQの遺伝率は77%、
    これは能力のちがい(頭の善し悪し)の7-8割は遺伝で説明できることを示している。



    これがこの本の中心となっています。みんな薄々気がついているけど、言っちゃったよー的なことが、たくさん書かれています。
    しかも、論理的に。
    そして、ちゃんとした引用もついています。

    私達が暮らす「知識社会」が、ヒトのさまざまな能力のなかで知的能力(言語運用能力と論理数学的能力)に特権的な価値を与えているから。



    IQが低いと社会の落伍者になってしまうのですが、それはスタートの時点では、みんな平等でなくてはならないことになっています。
    人種と知能は無関係とか、親の知能と子供の知能は無関係とか、そうでないと社会が混乱してしまう、のでそういうことになっています。


    スーパーZIPに住む上流階級はマクドナルドのようなファストフードには近づかず、アルコールはワインかクラフトビールでタバコは吸わない。(略)基本的にはあまりテレビを観ず、人気ランキング上位に入るようなトークラジオ(リスナーと電話でのトークを中心にした番組)も聞かない。休日の昼からカウチでスポーツ番組を見て過ごすようなことはせず、休暇はラスベガスやディズニーランドではなく、バックパックを背負ってカナダや中米の大自然で過ごす。



    こういうライフスタイルを好む人達が集まるのがスーパーZIPで、アメリカで急速に増大しているようです。
    彼らはかならず、知能が高いはずで、

    「知識社会」とは、知能の高い人が知能の低い人間を搾取する社会のことなのだ。



    いわいる情報強者が情弱を搾取する構造はこれから数十年つづいていくでしょう。これは間違いなさそうです。
    これを読んでいるみなさんは、絶対に情報強者になってください。絶対にです。

    美貌社会の一番の被害者は、醜い男性だった。



    ブスは損をするのは、なんとなく理解できますが、
    外見に劣る男性は、もっと損をしているという事実です。不細工な男性で勉強ができないとまともな仕事に有りつけず、
    底辺の生活ができないのです。とにかく、情報強者でないといけないのです。

    「男らしく」というしつけの基本ですら、親は子供の人格形成になんの影響もあたえない。



    子供は親の思い通りならないです。子供がどう育つかは環境によって決定します。
    言ってはいけない事実です。

  • 2018/01/12(金)
  • 残酷すぎる成功法則 9割まちがえる「その常識」を科学する

    残酷すぎる成功法則 9割まちがえる「その常識」を科学する

    橘玲氏が監修ということで、
    読んでみました。

    『言ってはいけない』の橘玲が太鼓判!
    成功理論の新しいスタンダードと言っていいだろう」

    世の中のありとあらゆる「成功ルール」を検証した全米ベストセラー。
    あなたがこのままではダメになる理由とこれからうまくいく方法、
    ぜんぶ最新の証拠をつけて教えます!

    ◎あなたは成功者の実像を間違えていませんか?
    ・成功者は優秀?――NO! アメリカの大富豪の大学での成績はよくない
    ・成功者は社交的?―― NO! 第一線の専門家やトップアスリートの9割は「内向的」
    ・成功者は健康?―― NO! シリコンバレーの成功者の多くは精神疾患スレスレ

    ◎最先端の「成功サイエンス」を知っていますか?
    ・世界を変えるのは、あなたの「長所」ではなく「欠点」
    ・自信より大切な「自分への感情」とは?
    ・10年前には存在しなかった新しい「巨大ストレス」と予防法


    内容は、科学的で、根拠が明示してあり、
    理系のわたしにはしっくりくる内容でした。

    世間一般には、にわかには受け入れない内容を、できるだけ主観を入れないように気をつけて書いてある印象を受けました。
    Barking up the wrong tree.
    間違った木に向かって吠えるという英題のように、従来の心理学や成功法則が、間違っていたことを指摘してくれます。

    印象に残ったところを箇条書きに。

    「自己啓発本なんて、どうせうさんくさいでしょ」と思っている人に本書はお勧めできる。すべての主張が、エビデンスにまで辿ってその真偽を確認できるようになっているから。



    科学的根拠がある治療法で、100%すべての病気を治せるわけではないですが、
    根拠のない民間療法をするよりは、よっぽどマシな治療を受けられます。この本は医療で実践されているEvidence based(根拠に則った)な内容で書かれています。

    「正しいこと」を行い、リスクを最小限にする生き方は成功への道だろうか?もしかしたらそれは、凡庸な人生への道ではないだろうか?

    ルールに従う生き方は、成功を生まない。良くも悪くも両極端を排除するからだ。



    正しい道を歩いて、学校を首席で卒業するようなひとは、仕事では順調に業績を重ねているのですが、彼らの圧倒的多数は、システム内に収まって、その歯車を順調に回す役割をしているという法則です。
    言われたことをキチンとする能力は飛び抜けて高いのですが、いざクリエイティブな仕事を要求するととたんにできなくなってしまうのです。
    彼らは得てしてジェネラリストで、何をやらしても卒なくこなすのですが、何かの能力に突出しているということはありません。スペシャリストになれないのです。



    天才たちは通常の人よりもサイコパス的な傾向を示すが、その度合は精神障害者よりは軽度である。彼らは適度な変人度をもつようだ。

    変わり者になることを厭わないものがあまりにも少ないこと、それこそがわれらの時代の根本的な危機なのだ。



    大切な言葉。適度な変人度
    誰もがわかるような成績優秀者は、飛び抜けた成功者にはなれないということです。
    大きな成功をしたいと思ったよりは、どこかで他人と違うことをしないといけないし、従来の成功の法則とは違う行動をとらないといけません。それを適度な変人度と呼んでいます。

    増強装置を持つものは、その特性の良い面、悪い面を合わせ持つことになる。男児の攻撃性や不品行をなくそうとすることは、彼らの成績改善には役立つが、生涯の収入を減らすことを明らかにした。



    成功するには、「自分を知る」の一言につきる。とくに、自分が望むことを人生で成し遂げるためには何よりも自分の強みを知ることだ。



    自分の強みと弱みを知っていて、その強みの部分を生かして仕事を選択できるひとが勝てるということです。
    自分の強みにすべての時間と資源をつぎ込むことが成功のために必要なようです。

    モルドバ人はたがいをまったく信用しない。モルドバ人の生活のほぼすべての面で信頼が欠如している。(略) 犯罪者や海賊たちは、いろいろな意味でむしろ一般人より信頼と協力の重要性を思い知っている。



    これは、まったく信用や信頼の無い国であるモルドバよりも、
    犯罪者や海賊の集団のほうが組織化されて、より効率よく経済的にも発展した組織を形成しているという例を書いています。
    ある程度は他人にたいする信頼が無いと組織は成り立たないという例です。


    最高の所得を得ているものは、概ね人を信頼している。「適度な信頼」と題された研究で、被験者は他者をどの程度信頼しているかを10段階評価で答えるように言われた。すると、8と答えた人々の所得が最も高かった。



    成功者=所得が高い人 と考えたときに、
    もっとも成功するのは、適度に人を信頼するひとのようです。10段階で8くらい信頼する程度が良いようです。10信頼してしまうと、つけこまれることが多く、全く信用しないと、8の人より所得が14%も下がるそうです。

    すべての大勝利者は親切で、すべての敗者は自分から裏切る



    影響力の武器で知られる ロバート・チャルディーニは、最初に手を差し伸べることこそ、互恵主義を育む鍵であり、ひいては説得や相手に好かれることのベースになるという。



    自分がギバーであることを相手に示し、その相手があなたがギバーであることを知人に話す。
    結果、自分がマッチャーから思わぬ恩恵をうけるかもしれないのです。新参者はすすんで贈り物をするべきだと教えてくれます。

    仕事を面白くするには、課題を加えること。仕事であれ何であれ、その行為に意味を持たせ、没頭するには、結局のところ私たちは自分の痕跡を残したいのだ。



    ナポレオンはこういった「兵士は、わずかばかりの色付きリボンのために、延々と命がけで闘うようになる」



    全自動ですべてが完了してしまうのではなく、自分の一手間で、仕事が完了するようにすると効率があがるようです。
    部下に仕事を与えるとき、全部をお膳立てするのではなく、ある程度の道筋を立ててやって、部下に「自分でやった」と思わせるように仕事をやってもらうと、いろいろとうまくいくようです。
    研修医などに仕事をあたえるときによくやっています。

    他愛もないものを目当てにひとはゲームをし続けるようです。


    FBIの行動学分析官ロビンドリークは、初対面の相手と話す時に最も重要なこととして次を挙げる。
    「自分の判断は挟まずに、相手の考えや意見を知ろうとすること。」



    相手の話していることにひたすら集中して、そのなかで心に浮かんだ好意的な言葉を相手に投げかけると、第一印象がかなり良くなるそうです。
    かっこよく見せたりしようとか、いいところをみせようとするのは、逆効果です。
    取ってつけたようなお世辞での良いのです。とにかく好意的な言葉を発するようにしましょう。

    人生を劇的に変えたければ、自分があんな風になりたいと思っている人々のグループに参加すること。



    あなたの意見は言わずに、質問しよう。
    「私に何をしてもらいたいですか。」



    「ダニングクルーガー効果」経験が浅い者ほど、ものごとがどれほど困難なのか評価する尺度を持たないので、自信満々でいられる。



    若さと美容を保つのに良い睡眠が必要なことも証明されている。ひとびとが睡眠不足になる前後の写真を被験者に見せたところ、睡眠不足の写真では明らかに魅力度が低下することがわかった。



    睡眠はとても大切ですね。
    この仕事をしていますが、年齢を重ねるごとに無理が効かなくなってきたので、
    睡眠時間は意図的に多めに取るようにしています。

    ウォーレン・バフェットの言葉
    「本当はあまり好きじゃないが、まずこれを10年やって、それからあれをしようと思っている。。。」
    という人々が居るが、これはまるで年寄りになるまでセックスはおあずけというようなものだ。
    あまり感心できないね。



    一日は24時間しかなく、使えるエネルギーも限られている。
    多数のカテゴリーで成果を挙げるには、限度を設定しないといけない。最終的に一つの質問に行き着く。
    「私は何を望んでいるのか」



    かなりの分量がある本です。読み応えがあります。
    反面、ポイントがぶれそうなので、自分が心に止めておきたいところだけ、ピックアップしてブログに残しておきます。
    折に触れて、読み返したい本です。

  • 2017/07/25(火)
  • 幸福の「資本」論――あなたの未来を決める「3つの資本」と「8つの人生パターン」 橘玲

    橘玲 幸福の人生論


    作家であり、社会評論家でもある橘玲氏の集大成ともいえる内容で、初めて「ひとの幸せ」について真正面から取り組んでいます。
    幸福であることを条件づけるものは、「自由」「自己表現」「共同体=絆」の3つである。
    橘氏は、「幸福」は、しっかりした土台の上に設計するべしとし、その人生の「インフラストラクチャー」を前述の3つに対応させて、以下に求めます。
    「金融資産(資本)」「人的資本」「社会資本」。
    この3つの資本の組み合わせによって生まれる「人生の8パターン」によって、すべてのひとびとの「幸福」のカタチが説明できるとしています。社会資本(中学からの友達ネットワーク)しかない田舎のマイドルヤンキーは、「プア充」。「友だちネットワーク」から排除されるとたちまち3つとも持っていない「貧困」に陥る。金融資産がなくても、高収入を得られる職業につき、友だちや恋人がいれば、人的資本と社会資本を持っている「リア充」。人的資本と金融資産があって社会資本がないのは、「金持ち」の典型、という具合。3つの資本をすべてそろえることは難しいが、せめて2つをそろえれば「幸福」といえる状態になるのではないか。では、どうすれば2つをそろえることができるのか…、そして「幸福」になれるのか、3つの資本を解説しながらその答えを追いかけます。


    いままで橘玲氏が述べてきたことの集大成的な本です。
    今回の本の一番のポイントは、我々の持っている資本を3つに分類し、それをもとに人生を設計していくことを提案していることです。

    「金融資産(資本)」 お金、証券、不動産などの資産  自由
    「人的資本」  一般的な労働(知的労働だけでなく、会社や社会的地位など。) 自己実現
    「社会資本」 友人、家族、親戚、会社の上司、同僚など、ひととのつながり 共同体=絆

    これら3つの資本の、有り、無しで、人生のパターンが8つに分類されます。

    4超充実

    全部もっているひと。
    これはすごいですね。
    氏はこれを超充と名付けていますが、こんなことは有り得ないと言い切ります。

    それは、金融資本と、社会資本がしばしば対立するからだそうです。
    お金(金融資本)を持っているひとは、それを稼ぐ過程で周りの人との付き合いを絶たないといけないタイミングがあるようです。

    人的資本(恵まれた仕事)と金融資産(じゅうぶんな財産)があれば、面倒な人間関係を切り捨てても困らないというこです。その典型が、投資家やトレーダーということのようです。(図7)

    78お金持ちとトレーダ

    図8は、金融資産と社会資本を持ちながら人的資本がない(働いてない)ひとの例です。
    イメージとしては、気前よく財産をばら撒いて人気者の「旦那」のようです(笑)


    10ソロ充

    図10は、人的資本のみをもっており、金融資産や社会資本を持たないひとです。
    イメージとしては、仕事人間でしょうか。仕事に生きがいを感じていますが、給料は安く、忙しすぎて周りのひとのとの付き合いが希薄になっているひとのようです。
    仕事は充実しているが、プライベートが薄っぺらのイメージです。これをソロ充というようです。


    図3は、社会資本をのみをもち、金融資産と社会資本を持たないひとです。プア充と呼ばれます。
    本文では、いわゆる「マイルドヤンキー」を例にあげて、地方のショッピングセンターにいつも同じ仲間で集まって、軽自動車で移動して、安い食材をみんなで食べて充実している様子を描写します。
    貧乏で、仕事もないけど、いつも仲間とつるんで、同じ空間と価値観を共有して、どこか幸せそうです。


    23プア充と貧困


    図4は、「貧困」です。
    なにも資産を持たない、仕事もない、信頼できる仲間もいない。すべての資産から遠ざかってしまったひとを本当の貧困と呼ぶのだそうです。

    → ここから何を学ぶか

    このように人間の幸福を3本の柱でシンプルに考えると、自分のいる位置がはっきり分かってきます。
    わたしは、ある程度の金融資産を持ち、医師としての人的資本も持っているつもりです。
    年齢を重ねてから気がついて来たことに、「友達が減ったな」というのはありました。社会資本は少ないのです。
    中学校、高校時代の友人とは金銭感覚が合わなくなり、医学部時代の友達とも、(わたしは政治空間で、貨幣空間の話をしてしまうので)価値観が合わなくなってきたことを感じます。わたしは社会資本を最小化していたのです。

    なので、わたしが居る位置は図7の金持ちということができます。(金融資本は少ないです(汗))

    では、自分はどこに向かおうとしているのか。
    社会資本も増やして、超充をねらうのか、
    いまのまま、金融資本を増やして金持ちになるのか。

    答えは、金融資本をどんどん増やして、金持ちを突き詰めてやろうということだと思いました。これがわたしが歩んでいく道です。
    医師としての人的資本は、これ以上は大きくならないだろうし、医師という仕事を辞めた瞬間にゼロになってしまうので、これからわたしが伸ばしていくべきところは、金融資本ではないかと思いました。
    社会資本は、医師としての人間関係よりも、投資家としての人間関係を突き詰めて大きくしていくべきかなと思っています。

    金融資本と、社会資本を伸ばした状態で、医師を辞めたとき、わたしには「旦那」のような老後が待っているでしょうか。


    政治空間と貨幣空間

    権力ゲームは戦国時代や三国志の世界で、その目的は、集団のなかで一番になること(国盗り)と、異なる集団のなかで自分の集団を一番にすること(天下平定)です。もちろんみんなが勝者になれるわけではありませんから、集団のなかでどのように振る舞うかもこのゲームでは重要になります。この権力ゲームの行なわれるフィールドが政治空間です。

    それに対してお金儲けゲームの目的は、与えられた条件のなかでもっとも効率的に貨幣を増やすことです。権力ゲームは勝者総取りが原則ですが、お金儲けゲームはなにがなんでも一番を目指す必要はありません。べつに世界一のお金持ちになれなくても、ほぼほぼ裕福な暮らしができればみんなハッピーなのです。 このゲームのフィールドが貨幣空間になります。



    前半の権力ゲームの舞台が、政治空間で、
    後半のお金儲けゲームの舞台が、貨幣空間です。
    わたしたちは、この二つの空間を同時に生きています。普段はこの空間の違いを意識すること無く。
    しかし、この空間の違いを意識できるようになることで、自分がいまどの空間にいるのか、どう振る舞うべきなのか、客観的に自分の立ち位置をみることができるのではないかと思うようになりました。

    政治空間には愛情や友情だけではなく、嫉妬や憎悪、裏切りや復讐などのどろどろとした感情が渦巻いています。恋愛から戦争まで、人間ドラマのすべては政治空間で繰り広げられるのです。

    それに対して貨幣空間はお金を介したコミュニケーションなので、ものすごくフラットです。いつも買い物をする八百屋のおじさんに愛情や憎悪を感じるひとはいません。通販でモノを買う場合は、相手が何者かなんて考えもしないでしょう。この冷淡さがあるからこそ、貨幣空間は無限に広がっていけるのです。



    自分の生きている空間で言えば、普段、医師として働いている空間は政治空間でしょう。
    家族との時間も政治空間でしょう。
    それに対して、このブログを通じて、株式投資を楽しみ、利益を得ている自分は間違いなく貨幣空間の住人でしょう。
    わたしは、一日の中で、政治空間にいる時間と、貨幣空間に居る時間があるのです。

    両者は相容れませんが、同時にわたしのなかに存在することは確かのようです。

    政治空間に生きている時間は、できるだけ貨幣空間のことを忘れて、嫉妬や憎悪、裏切りや復讐などのどろどろとした感情にも感心があるように振る舞うのが良いのでしょう(本当はまったく興味がない)。
    貨幣空間に生きている時間は、とても好きな時間です。このブログを書いている時間や、株式投資についてあれこれ考えている時間や、ツイッターのタイムラインを眺めている時間、だれとでもネットを介してフラットに接することができますし、なによりストレスが無く、空間が無限に広がっている感覚が非常に気持が良いです。


    貨幣空間と政治空間客観的主観的


    図24はひとが主観的に感じる、愛情空間、友情空間(政治空間)と、貨幣空間の大きさです。

    わたしにとっては、大きな「びっくり」なのですが、、普通のひとは、主観的には貨幣空間を殆ど意識すること無く、愛情空間や友情空間(政治空間)を生きているようです。
    本当は(客観的にみると)、貨幣空間をもっと意識すべきなのに、、(右図)

    びっくりでした。
    わたしは、みんながみんな、貨幣空間を大きなものと感じていると思っていましたので、、
    貨幣空間を大きく感じているわたしは、「異質」だったです。
    このことは大きな気付きでした。ここから、わたしは貨幣空間を大きく意識しながらも、あたかも愛情空間や友情空間を過大評価しているように振る舞えば、政治空間での成功できることがわかります。

    そのことに気が付かせてくれた本書はとても価値にあるものになりました。



    その他、付箋したところを箇条書きに。

    限界効用逓減の法則

    1. 年収800万円(世帯年収1500万円)までは、収入が増えるほど幸福度は増す。
    2. 金融資産1億円までは、資産の額が増えるほど幸福度は増す。
    3. 収入と資産が一定額を超えると、幸福度は変わらなくなる。



    年収は1500万円で、満足は最高に達して、
    資産は1億円を超えてしまうと、満足は最高になるよです。これ以上は、収入や資産を増やしても満足は変わらなくなるようなので、
    わたしはとりあえず、この額を目標としてみようと思いました。

    超金持ちと言われる、ビル・ゲイツやマーク・ザッカーバーグ、ウォーレン・バフェットも、一定以上の資産を持とうと思わず、必要以上の資産は寄付すると公言しています。自分も早くこのレベルになりたいです。


    すべては富の差異から生まれる



    ウォーレン・バフェット「私の成功のいちばんの理由は米株式市場の長期的な成長に乗ったこと」
    橘玲「ナスダックのITバブルに乗れたことと、2000年代はじめの中国経済の爆発的成長に乗ったこと」

    富の差異から、資産を築き上げた橘玲氏は、限界効用逓減の法則から、金融資産への感心がなくなり、資産運用については書き尽くしたと考えるようになります。

    おそらく、今後はAIやビットコイン、ブロックチェーンによって、金融産業がIT化していくことは間違いないようです。そこにまた、富の差異が生まれ、流れに乗れたひとが億万長者になるのでしょう。


    会社が求めているのが社員の「能力」ではなく、「組織の中で働けるか」だから、 (中略)

    その学生が「興味の持てない仕事、裁量権のない仕事、希望してない地域での勤務」を命じられても、組織の中で縁の下の力持ちの役割を果たせるかどうか。



    すべての教育は洗脳である。
    堀江貴文氏の言葉ともリンクする部分です。日本の教育は会社に順応できる人材を育てる機関なので、その教育の延長にあるのは、社畜でしょう。


    貨幣空間は農耕と交易によって成立したのですから、わずか10000年の歴史しかありません。
    これがひとびとが貨幣空間に僅かにな価値しか認めない理由です。



    改めて、貨幣空間というのは、我々のこころの大部分を占めているものの、その価値を我々が軽視している分野だといえます。
    我々は、無意識のうちに政治空間と貨幣空間を区別し、政治空間(愛情や友情)に貨幣が購入することを避けています。

    政治空間(愛情や友情、いわばワンピースの世界)に大きなウェイトがあると感じるのに対して、それを貨幣価値で測ること(友情は3000円、セックスは3万円)をものすごく毛嫌いします。
    本当は、貨幣価値のほうが大切なのに。

    貨幣空間の際立った特徴はそのシンプルさにあります。
    「正直」「契約の尊重」「見知らぬ人との協力」です。



    ネットオークションの「評価」の世界です。
    見知らぬ人から、「いいね!」という評価をもらえるひとが、正直で契約を尊重しているひとだとみなされる世界が、貨幣空間なのです。
    この世界は無限にそのその裾野が広がっており、富も名声も無限に広がっています。
    政治空間よりも、貨幣空間を尊重することで、わたしたちは無限の富をえることができるようです。

    フリーエージェントは知識社会に最適化して生き方で、「好きなこと」に人的資本のすべてを投資し、官僚化した組織では生み出せないコンテンツやテクノロジー、スキルや知識を独占します。インターネットを通じて顧客と直接つながることができるようになった彼らは組織に従属する必要がなくなり、人間関係を選択することで自由な人生を楽しむのです。



    政治空間が社会を支配する日本では、フリーエージェントのような生き方は否定されがちですが、グローバルな知識社会では、フリーエージェントのような生き方が、勝ち組になっていくのでしょう。


    「つよいつながり」を恋人や家族にミニマル化して、友情を含めそれ以外の関係はすべて貨幣空間に置き換える



    さあ、氏の一番言いたいことがここにありますよ!
    繋がりとか、絆とか、日本人の好きな言葉や最小化していいのです。友情も最小化、ミニマライズ。
    それ以外の関係はすべて貨幣空間です。 
    そう、お金で解決なんです。

    これが、この2017年に最適化された幸福の資本論なんです。
    仕事や友人とかの政治空間は、最小化して、そう、すべて貨幣空間に変換してしましましょう。
    そうすることで、我々は自由になれます(笑)

    これが凡人にはできないことなのです(笑)

    最適ポートフォリオ2017

    ということで、金銭的にも人間関係にもなんのストレスもなく、好きなことに人的資本を集中して自己現実できるようになる、最高のポートフォリオはこれです。
    アメリカのニューリッチが実践している幸福はこれなのです。

    どんな組織にも属さず、誰にも遠慮せず、好きなことを書いて生計をたてている橘玲氏は、読者の声を糧として生きています。
    「ひとは自分と似ているひとからの助言がもっとも役に立つ。」
    わたしは勝手に橘玲氏に似ていると思っています。

  • 2017/02/07(火)
  • ダブルマリッジ The Double Marriage 橘玲

    重婚er200w

    大手商社のエリート社員、桂木憲一は、妻、大学生の娘と幸せな家庭を築いていた。が、パスポート更新のために、戸籍謄本を取り寄せたことから、生活が暗転しはじめる。なんと、最新の謄本には、「婚姻」欄に、妻の里美と並んで、マリア・ロペスというフィリピン人女性の名が書かれていたのだ。
    実は憲一は20年ほど前、マニラ赴任中に、このマリアと結婚式を挙げながら、一人で帰国したままになっていたのだった。役所に確認すると、そのマリアから、フィリピンの婚姻証明書が送られてきたため、憲一の戸籍に名前が入ったのだという。しかし、日本では重婚は認められていないはずではないか?
    役所に問い合わせると、「刑法には重婚罪がありますが、民法上は、当事者からの請求がないかぎり、行政が重婚を解消する手続きは、定められていないのです」という意外な答えが返ってきた(警察が刑事罰として動くことも事実上ない)。
    さらに数日後、憲一の自宅に、一通の封書が届く。中を確認した妻は悲鳴をあげた。
    送られてきたのは新たな戸籍謄本で、そこには「長男」として「ケン」という名が書かれていた。
    それにしてもマリアはなぜ、今になってこのような行動に出たのか――。
    事実に基づく驚天動地のストーリー。



    橘玲の新作。
    小説です。

    永遠の旅行者」、「マネー・ロンダリング」、「タックスヘイブン
    につづく、国際金融をテーマにした小説です。

    今回は、フィリピンと日本の「重婚」がテーマになっています。

    今回は「戸籍」を扱った作品です。いつものように、金融取引や節税、脱税のスキームが散りばめられた作品とは一線を画しているようです。
    期待して読んだ分、ちょっと裏切られた感じがしました。

    主人公の憲一、ロペスマリア、娘のマリ、それぞれの行動、生き方に、疑問ののこる結果になりました。

    憲一は聡明で、うまく立ち回れるキャラクタという設定なのに、、、
    なぜフィリピンで結婚届を提出してしまったのか。
    部下に裏切られてしまう描写は必要だったのか。
    フィリピンで出会った女性とまた同じように恋に落ちてしまい、大金を払う羽目になる。
    → あまりにも聡明とはかけ離れてしまって、興ざめだった。

    ロペスマリアは美人で、頭の良い女性という設定なのに、、、
    憲一と別れたあとは結局は風俗に身を置くことになっている。
    最終的にスラムに住んでいる。
    →もう少し良い人生を歩んでいる結果でも良かったのではないか。

    娘のマリは、人形のような美人で、モデルの仕事をしているのに、、、
    なぜケンにあれほどまでもこだわるのか、説明できない。
    相談に乗ってくれたテルが、結局そのまま放置される。回収されずに終わってしまう。
    モデルのような格好で、フィリピンのスラム街を歩くのは非現実的。
    →モデルである必要はなかったのではないか


    もう少しストーリーはキャラクタを練ってから書いても良かったのかなと、、
    思わせる作品でした。

  • 2016/01/14(木)
  • 2016年はどんな年になるのか。

    わたしの尊敬する橘玲氏のブログに2016年の予想が書いてあり、とても理論的で参考になったので、考察を書いておきます。

    橘玲氏の2016年予想

    氏は2015年にも予想を書いており、それが構造的な問題なので、「こうなるしかない」という結果を見事に的中させています。
    そして、2016年もこの構図は変わらないので、2016年もある程度予想できると書いています。
    気になったところをピックアップします。

    いまにして振り返れば、アメリカはイラクの復興に完全に失敗してISの台頭を許し、欧米諸国が歓喜した“アラブの春”は破壊と混乱をもたらしただけだった。昨年のノーベル平和賞はチュニジアに与えられたが、逆にいえばそれ以外のイラク、シリア、リビアはフセインやアサド、カダフィによる独裁の方がずっとマシだった、ということだ。

    そうなんですよね。アラブの春として欧米が歓喜し、アラブに民主化が訪れると誰もが予想していましたが、結果は御存知の通り、復興とは程遠い、難民問題とISの台頭によるテロの脅威しか残っていません。
    今後もこの問題を解決することはできず、2016年も中東の政治は不安定のままでしょう。
    ISはヨーロッパをテロの標的にしており、ヨーロッパはEUの経済不安と、テロの脅威に怯えながら、2016年を過ごすことになります。

    中国のひとびとは、自由を求めつつも共産党(毛沢東王朝)による独裁を受け入れざるを得ないという罠にはまっている。そして残念なことに、この罠から抜け出す道はまったく見えないままだ。

    中国は上記のジレンマに囚われながら、今後もバブルのつけを払い続けないといけないという重荷に苦しむでしょう。
    産油国に多額に融資している中国は、資源価格に暴落により、さらに打撃をうけます。人類史上一番大きく膨れ上がったバブルは大きな音をたてて、いろいろなひとを巻き込みながら崩壊していくでしょう。

    日銀によるリフレ政策はすでに失敗しているとして、日本経済に必要なのはマイルドなインフレではなく巨額の財政赤字を処理する「インフレ税」だという。これはいわば、「管理された財政破綻」によって人為的に高率のインフレを発生させ、国家の借金を国民の負担で棒引きにする方法だが、日本の財政赤字はすでに歳出削減のような穏当な方法で処理できる限界を超えているため、過酷な緊縮財政よりもインフレ税の方が最終的な打撃は小さくなるのだという。

    アメリカの一人勝ちの2016年になるでしょう。
    こうなると更に円安は進むと考えています。円の価値がさがり、モノの値段があがる。マイルドではなく、急激なインフレによって、日本は国家の借金を棒引きにしようという提言です。これは、2015年12月15日の日経新聞朝刊「経済教室」に掲載された、アメリカの二人の経済学者(アダム・ポーゼン、オリバー・ブランシャール)による「名目賃金、5~10%上げを」という提言です。

    恐らく日本政府にとれる政策はこれしかないでしょう。
    人為的にインフレを作り出し、国家の借金を返していく。(これは国民の負担になります。)

    円安がすすみ、物価があがると予想しているいま、わたしにできることは、できるだけ現金の「円」を持たないことです。
    具体的には、現金はできるだけ、株式か不動産に変えておく。
    現金を持つにしても、FXを利用して外貨に変換しておく。(好きなオーストラリアドルにしようと思っています。)

    2016年も株を買い続け、そしてFXもやっていきます。
    円のキャッシュはできるだけ持たないようにします。

  • 2015/12/17(木)
  • 「読まなくてもいい本」の読書案内 ――知の最前線を5日間で探検する 橘玲

    読まなくても 橘玲

    橘玲の新刊。

    電子書籍で購入しました。

    氏がいままで書いてきたことを掻い摘んで、まとめて一冊の本にしたような内容です。
    氏は早稲田大学の文系学部を卒業しており、このときに学んだことがBaseにあって、その知識がいかに役に立たないかを論じた本です。

    本の数が多すぎる! だから「読まなくてもいい本」を案内しよう。複雑系、進化論、ゲーム理論、脳科学、功利主義の5つの分野で知の最前線を学ぶことができる。


    この本では、複雑系、進化論、ゲーム理論、脳科学、功利主義の最新の知見を紹介しながら、それよりも古い知識がいかにデタラメであったかを説明してくれます。

    わたしは完全なる理系頭なので、内容は半分も理解できませんでした(笑)
    ほとんどをななめ読みして、結局のところ氏がいいたいことはあとがきに集約されていました。
    あとがきの部分を、一部引用します。

    文部科学省が国立大学に人文社会科学系の学部・大学院の統廃合を迫ったことで「教養」をめぐる議論が巻き起こっている。国際競争に勝つために高度な教育はごく一部のトップ大学だけにして、それ以外の大学は職業訓練に徹すればいい、という提言も話題を呼んだ。
    これに対して人文系の学者は、(当然のことながら)「人間力を鍛えるためには教養が必要だ」と反論している。たしかにこの「複雑で残酷な世界」を生きていくためには、知力だけでなく人間力も必要であろうが、彼らは根本的なところで間違っている。(あるいは、知っているのに黙っている) それは、人文系の大学で教えている学問(哲学や心理学、社会学、法律、経済)のほとんどがもはや時代遅れになっているということだ。(中略)
    大学教員の仕事は、「教養」という権威をお金にかえることで、ほとんどの文系の大学は彼らの生活のために存在している。その現実が明らかになるに連れて、風当たりが強くなってきたのは当たり前なのだ。



    自分たちが人生をかけて学んできた学問について、「根本的なところで間違っている」言われたら誰だって怒るでしょうね。
    人文系の大学教員たちは(自分たちの食い扶持を守るために)全力で反対するでしょうが、ここに書いてあることは事実だとわたしも思います。
    人文系の研究は中央の大学に集約すべきでしょう。

    古いパラダイムでできている知識をどれほど学んでも、何の意味もない。



    これがこの「読まなくていい本」を書いた氏の一番言いたかったことでしょう。
    世の中の本のうち、古いパラダイムで書かれた本は、読んでも意味がありません。そんな本を読んでいる時間を新しいパラダイムを体験する時間に充てることができると、非常に有意義にすごすことができるというのが氏の主張です。


    では、なにを学べば良いのか。
    わたしの解釈では、氏がわれわれ人類に学んで欲しい「新しい哲学」は以下の記述に書かれています。

    テクノロジーは、もっと幸福になりたいというひとびとの欲望によって自己増殖していく自律的なシステムだから、それを道徳的な説教や批判で止めることは不可能だ。
    いま必要とされているのは、新しい世界のビジョンを受け入れたうえで、進化するテクノロジーとどのように共生していけばいいのかを示す新しい哲学ではないだろうか。その試金石が生命倫理である。(中略)
    いま、新しい世界を真面目に語ることができるのはシリコンバレーだけだ。それ以外の様々な理想は、歴史の厳しいハードルを超えられずに消えていった。

    グーグルやAmazon、Facebookがひとたび効率的な市場インフラをデザインすると、無数の個人や企業がそれを利用して自由なビジネスを行うようになるだろう- 空き部屋がホテルに(Airbnb)、自分の車がタクシーに(Uber)になったように。お金の貸し借りも閔行ではなく、個人間で行われるようになって(Bitcoin)、政府や重厚長大の古い企業は表舞台から退場していくのだ。(中略)テクノロジーはものすごい勢いで社会や環境を変えつつあるのだ。




    知のパラダイム転換とは、結局はインターネットの登場によって変わってしまったわれわれの生活のことを言っています。
    これを受け入れることができて、うまく利用することが今後、世界でよりよく生きていくためのKeyになることは間違いなさそうです。
    わたしもこのパラダイム転換に乗り遅れないようについていこうと思います。

  • 2015/05/23(土)
  • 橘玲の中国私論 橘玲

    橘玲 中国私論.

    作家・橘玲が世界を歩きながら、経済・金融・歴史などについて独自の感性と考察によりさまざまな事象に新解釈を加えていく新シリーズがスタート。今回は、日本の隣の国、中国がテーマ。尖閣問題など緊迫する日中関係。国家の成り立ち、社会構造が全く違うにもかかわらず、なまじ顔かたちが似ているせいで理解しがたい行動に不満が大きくなる。交流した現地の中国人、歴史、社会システムなどから、巨大な隣人の真実を大胆に解き明かす。経済・金融、人生論、社会批評まで幅広い活躍を続ける橘玲氏による独自の中国社会評論。

    橘玲です。
    いままでの作品とは違って、この作品の前半は旅行記のような内容になっています。
    中国の都市に次々と建設された高層マンション群を実際に訪れて、そのほとんどがゴーストタウン化していることをレポートします。

    モンゴル自治区オルドス、天津・浜海新区、海南島・三亜、河南省・鄭州、モンゴル自治区フフホト、安徽省・合肥、内モンゴル自治区・清水河、河南省・鶴橋、浙江省・杭州、上海・松江区

    こんなにたくさんの都市に、高層マンションが建設され、ゴーストタウン化していく理由を、氏の視点から考えています。
    中国についてかかれた様々な文献を読んで、氏が理解したことをわかり易い言葉で我々に教えてくれます。

    人口が多すぎる。共産党という秘密結社。マンション建設に隠された錬金術。
    中国の国民性と歴史、それを生んだ背景と経済を明かしてくれる名著だと思いました。

    橘玲の新しい世界が見える作品です。

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