M-1グランプリ2009
結果はご存知のとおり、パンクブーブーが優勝でした。
恒例ですので、総評を。
1.ナイツ
出来は非常に良かったと思います。ただ、出番がトップというのが可愛そうだった。彼らの点数が基準点となるわけで、審査員も点数をつけにくかったと思います。
83点
2.南海キャンディーズ
しずちゃんのボケの爆発が無かった。ひとつで良いので、「キラーボケ」が欲しかった。数年前の「野生のサイのものまね」や「これはクリリンのぶん!」などがキラーボケになるとおもうのですが、今回はちょっとキラーと呼べるようなボケが無かったですね。。山里のツッコミもそろそろ飽きられてきた感があります。
78点
3.東京ダイナマイト
彼ららしさが大いに出ていました。しかし、ファイナルに進めるだけの爆発力が無かった。テンポが単調だったのもマイナスかと。
77点
4.ハリセンボン
緊張していましたね(笑)彼女たちほどの売れっ子でも緊張するものですね。個人的に大きな声を出すだけのツッコミは苦手なので、、あまり出来が良いとは思えませんでした。
71点
5.笑い飯
鳥人。最高でした。「鳥と人間の境の一番デリケートな部分を見せてやろうか」が最高潮でした。文句なし、今回の最高ネタです。
98点
6.ハライチ
昨年の敗者復活で、僕のなかでは一位だったコンビ。ついに決勝へ。彼らのスタイルをM-1の決勝で見れるのは非常に幸せでした。
奪われた物資とボンゴレのロッソがツボでした。ロッソ的な部分が後から追いかけて来ました。
92点
7.モンスターエンジン
神々のコントや、鉄工所ラップとか仁鶴のモノマネとか。才能あふれる彼らですが、しゃべくりの漫才は初めて見ました。バランスの良いボケとツッコミでした。さすがだなと。
しかし、彼らも爆発力に欠けていました。。惜しいなと。今後に大いに期待です。
78点
8.パンクブーブー
爆笑オンエアバトルの頃から彼らの才能は知っていました。M1の舞台で彼らを見て、非常に新鮮さを感じました。そして、彼らは8組の中で一番良く練習していますね。本当にM1に賭けている感じが伝わってきました。ボケの爆発もあり、文句なしのファイナル進出です。
90点
9.NONSTYLE
彼らのスタイルを貫いてきました。出来栄えは昨年と同等だと思うのですが、毎回同じネタを見せられているような感覚があって、どうしても点数を下げてしまう結果になります。
昨年ほどの瞬発力が無かったようにおもいます。
82点
ファイナル
NONSTYLE
また同じスタイルでした。ディフェンディングチャンピオンですから、昨年よりも面白いネタや、進化した姿を期待されるのは仕方ないと思います。去年だったらこのネタでも優勝だったかもしれません。今年は残念でした。
パンクブーブー
安定感があります。ボケの意外性がスパイスとなって、終盤にかけて一気に盛り上がってきましたね。満場一致での優勝ですが、、、
笑い飯がチンポジでコケて、NONSTYLEがいまいちで、、消去法で勝ったような気もします。
笑い飯
チンポジ。ネタのセレクトミス。そのまま野球ネタで押してたら優勝だったかもしれません。勿体無い!彼らは今年で10年目。来年からはM-1に出られません。
M-1のレベルが下がったとか、いろいろと悪い評価がたっているようですが、僕はM-1のレベルは下がっていると思いません。
むしろ成熟期に入ってきて、これから益々奥行きがでてくる大会ではないかと思っています。ハライチのような新しいスタイルのコンビが出てきたり、モンスターエンジンのような才能あふれるコンビが常連になってきたりで、来年からの大会にも大いに期待です。
Viva!M-1